2022年8月25日に「motto vol.28 -2022秋号-」を発行しました。

詳細はISSUEページよりご覧ください。
▼ motto編集部
Web|https://motto-mag.com/
X|https://x.com/motto_mag
Instagram|https://www.instagram.com/motto_mag/
関連記事
and more
【富岡市】妙義の景勝と猫に癒され、時を忘れる古民家で心ほどける休息を。
こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしていますか?すっかり秋の気配が近づいてきていますね。群馬県内には、紅葉の名所もたくさんありますが、中でも私のお気に入りの一つが、上毛三山の一つでもある妙義山です。群馬県民なら皆さんお馴染みの「上毛かるた」にも、「紅葉に映える妙義山」という札があります。妙義神社や中ノ嶽神社などのパワースポットもあり、紅葉の時期だけでなくどの季節にも自然があふれていて、ドライブにもぴったりのエリアです。本日は、そんな妙義山の麓にある『古民家カフェ桑庵』をご紹介します。
1. 妙義山の麓に佇む、築140年の古民家

富岡市・一ノ宮貫前神社があるエリアから県道47号を妙義山方面に向かう途中に佇む、『古民家カフェ桑庵』。妙義山の澄んだ空気と豊かな自然に包まれています。

店主の西尾さんは、元々都内で古民家や空きビルをカフェにリノベーションする不動産会社を経営されていました。この地に惚れ込み、築140年の古民家を購入し移住されたのは2019年のこと。まずは古民家の向かいにある農機具倉庫を「珈琲焙煎所月とゆふづつ」へ改装し、コロナ禍真っ只中でコーヒー豆の焙煎や販売を開始。その後、約2年半にわたる母屋の改装を経て、2022年に『古民家カフェ桑庵』をオープンしました。

店名「桑庵」の由来は、元々この建物が養蚕農家のものであったことと、西尾さんが育てた桑の実を収穫してジャムや果実酒を作る予定であったからとのこと。ありそうでなかった、素敵なネーミングですよね。
2. 時が止まったかのような重厚感と現代の心地よさが調和した空間

『古民家カフェ桑庵』の建物は、明治18年(1885年)に建てられた養蚕農家兼住宅。母屋は、かつて町長などを歴任した地域の名士が暮らした邸宅だったそう。西尾さんが思い描く理想のカフェを具現化するべく、この古民家の良さを最大限残し、地域の大工さんなどの協力のもとリノベーションが進められました。

店内は天井を高くするために床を抜いたり、畳を剥がして現れた風合いある板床を壁材として再利用したりと、古民家の風合いを生かしつつも居心地の良い、開放的な空間になっています。

さらに天井は当時のまま残し、カウンター上の照明のところにはよく見ると碍子(がいし)という、電気の配線を支える昔懐かしい器具なども使われています。聞くところによると、昔の家というのは、天井に電気の配線を隠すような作りではないので、碍子は古民家再生にはマストアイテムなのだとか。

また、蔵に長く眠っていた家具や建具なども職人の手によってリメイクされ、店内の至る所に使われています。

入り口近くの天井を見上げてみると、お蚕を乗せて育てる「蚕箔(さんぱく)」と呼ばれる竹を編んだ道具も素敵にインテリアとして使われています。かつて養蚕が盛んだった富岡ならではの光景ですよね。

外観は日本の原風景のような表構えが、なんだか懐かしさを覚えます。
POINT

3. ネルドリップで淹れる深煎り珈琲と、自家製スイーツ

『古民家カフェ桑庵』では、向かいにある「珈琲焙煎所月とゆふづつ」のスペシャルティコーヒーを味わうことができます。

こだわりの6種のブレンドに力を入れているそうで、直火式焙煎機で丁寧にじっくりと深煎りされています。コーヒーにあまり詳しくない私も初めて訪れた時には、自分の好みを店主の西尾さんに伝えて、チョイスしていただきました。

布製(フランネル)のフィルターを使ったネルドリップ式は、コーヒー豆の旨み成分である油分が適度に抽出され、深煎り豆の魅力を最大限に引き出すと言われています。

贅沢な香りとコク、ややとろみのあるまろやかさを味わえるのが特徴。県内でもこのネルドリップ式でコーヒーを味わえるお店は希少ですよね!

コーヒーのお供には、自家製スイーツもぜひ!特に私がおすすめしたいのはベイクドチーズケーキです。敷地内で放し飼いの鶏(烏骨鶏、岡崎おうはん、アローカナ)の新鮮な卵を使用。エスプレッソで風味を加え、黒糖でコクを出し、甘さ控えめに仕上がっています。ちなみにお店で使われている器は、埼玉県越生町の「芹ケ沢陶房」のもの。温かみのある古民家の雰囲気ともばっちり合っていますね。
POINT

4. スローな時間が流れる空間に、ただ癒される

木の温もりに包まれた店内で、芳醇なコーヒーの香りに癒され、気ままな猫や鶏を眺めれば、自然と笑顔に。せわしない日常から離れて、ただ静かに景色と向き合う、贅沢なカフェタイムを過ごしたいですね。

実は『古民家カフェ桑庵』には、SOU、ANN、YOU、TSUKIという名前の4匹の看板猫がいます。猫たちが自由気ままに過ごす姿に、ほっこり癒されます。

放し飼いの鶏や庭で遊ぶ猫を眺めつつ、くつろいで珈琲や読書を楽しめる時間は格別です。妙義方面へのドライブと併せて、ぜひ一度訪れてみては!
同じエリアのおすすめ記事はこちら
→日常と非日常の間でいたわりの時間を過ごす、里山に佇む小さな雑貨村。
→路地裏で出会った、富岡発のクラフトビール。
PROFILE
こぴ
群馬県太田市出身。2019年よりYouTubeチャンネル「こぴ」を開設し、歌声とビジュアルで話題を集める。2025年現在、SNSの総フォロワーは120万を超える。テレビ番組「情熱料亭すぎ村(TOKYO MX-1)」レギュラー出演、Netflix「こねこのチー ポンポンらー夏休み」主題歌、ベスト電器CM第二弾歌唱。また、元看護師の経験を活かし、「アンメット ある脳外科医の日記(フジテレビ)」に出演を果たした。舞台やモデルとしての経験も踏むなど、マルチに活躍中。
[X]@kopichan_
[Instagram]@kopiyama_
[TikTok]@kopisan_
[YouTube]@kopikopi

▼クレジット
モデル/こぴ
ヘアメイク/馬場宏美
コーディネート/ハットリミカ(encounter)
衣装/encounter
ロケ地/古民家カフェ桑庵
撮影/三木康史(troisdesign)
文/ERI

※motto vol.44「あちこちこぴたび」の記事を一部転載しています。
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。
【渋川市】元銀行をモダンに改装。世界中のユニークな古着が集まる名店。
こんにちは!motto編集部のオオウ(@ounco_coverdeath)です。県内の古着屋のまとめ記事へのアクセスが多く、まだまだ古着ブームは続いている印象です。群馬県内にも個性豊かな古着屋が続々と増えていますが、今回は渋川市エリアで絶対に外せない名店をご紹介します!全国の古着フリークたちがこぞって足を運ぶという話題の古着屋『DOMITUNE(ドミツネ)』は、かつて金融機関だった建物をリノベーションした、ちょっと変わったお店。一体どんなアイテムや空間と出会えるのか、早速その魅力をお届けします!県内で古着屋巡りを楽しんでいる皆さんは、ぜひ渋川方面にも足を伸ばしてみてくださいね。
1. 銀行の面影×ミッドセンチュリー=洗練されたモダンな店内

『DOMITUNE』の歴史は2011年に遡ります。店主の富澤さんが都内の古着屋で経験を積んだのち、ご実家が営む榛東村のスーパー「フレッシュショップとみつね」内の一角でオープンしたのが始まり。当時は入口が二つあり、店内で繋がっていてスーパーに併設する古着屋という形態で、ユニークな試みだったと富澤さんは振り返ります。

そして約3年前の2023年、渋川市石原の現店舗へ移転しました。大通りからは見えにくいため、ちょっとした隠れ家感が良いですよね。

元JAバンクの建物を賃借した店舗には、かつて金融機関だった面影が色濃く残っています。最大の見どころは、約1トンもあるという昭和の重厚な金庫扉!現在はストックルームとして活用されていて、来店者も思わず見物してしまう名物スポットになっています。

建物の風合いを残しながら、店内の見事なリノベーションを手掛けたのは「SNARK Inc.」。木の温もりからミッドセンチュリーの香りのする店内は、懐かしさもありながらモダンな雰囲気が漂います。

洗練された什器やアートなインテリアが並び、無骨な金庫室が鎮座する店内。外観からは想像もつかないほどシネマティックな空間は、そこにいるだけで群馬にいることを忘れさせてくれます。
2. 世界中から集められた、遊び心溢れるラインナップ

お店のコンセプトは「世界中の面白い古着を幅広く」。特定のジャンルや年代に限定せず、世界各地からユニークな古着を集めることを理念としています。

店内に一歩足を踏み入れると、ラックを彩るのは遊び心溢れる古着たち。まるで宝探しをしているかのように、店内を見て回るだけでもワクワクが止まらないラインナップ。古着と言えば、スウェット、Tシャツ、デニム、シャツ・・・と挙げればキリがないくらい筆者も好きなアイテムがありました。

『DOMITUNE』に並ぶアイテムは、時代に合わせた「フレッシュ」なセレクトも魅力です。古着の中でも商品が入れ替わり、トレンドものだったりお店独自の色を感じるものだったりを並べてくれるのは嬉しいですよね!また、季節に応じたアイテム展開も注目で、夏から初秋にかけてはバラエティ豊かなシャツやTシャツが主役に。

年代だけに捉われない、幅広いラインナップが揃っているので、ヴィンテージマニアはもちろん、初めて訪れる方でも「面白い!」と思えるような、自分だけのお気に入りがきっと見つかるはず。
3. 直感を信じて楽しむ!おすすめのアイテムとスタイリング

富澤さんが大切にしているのは、「古着は自分の感性に任せて、自由に服選びをしてほしい」という想い。確かに、女性の場合でも最初からレディースに限定せず、まずは直感を信じて服選びを楽しみたいですよね。たとえ惹かれたものがメンズアイテムでも、そこから自分らしい着こなしを考えることで、ファッションがさらに楽しくなりそうです!

気になった服はどんどん試着し、鏡の前で「自分が着たくなる一着」を見つけるのがDOMITUNE流です。「着てみないと分からない古着ならではの楽しさを、まずは体験してほしい」と富澤さんは語ります。もちろん、着こなしに悩んだ時はスタッフが会話をしながら提案・選定をサポートしてくれるので古着初心者でも安心です。

これからの秋の季節に向けたおすすめアイテムは、抜け感のあるバギーショーツや一枚で主役になるプリントTシャツ。特にバギーショーツは『DOMITUNE』内でもトレンドになっているそうです。また、「L.L.Bean」など、アウトドアブランドのナイロン系アイテムも要注目。

さらに、ソックスブランド「MY LOADS ARE LIGHT」とコラボしたオリジナルの靴下やTシャツ(ボディはTULTEXのものを使用)も必見!服好きの心をくすぐるデザインは、ヴィンテージTにバギーショーツを合わせ、ローテクスニーカーの足元にアクセントを効かせたコーディネートなんかも良さそうですね。
POINT

4. 「間口は広く、こだわりは深く」誰もが楽しめる場所へ

『DOMITUNE』の最大の魅力は、「間口は広く、こだわりは深く」というオープンなスタンス。コアな古着ファンを唸らせる深いこだわりを持ちながらも、誰もがふらっと立ち寄って楽しめる場所を意識しています。「色んな人に来てもらいたいから、少しでも気になれば気軽に足を運んでほしい」と富澤さんは語ります。

さらに店舗の2Fには「Thunder Gallery」というアートギャラリーが併設されていて、不定期で作家さんを招いた展示が行われています。次回の展示は未定ですが、公式Instagramで随時情報を発信しているので、気になる展示に合わせてお店を訪れるのもおすすめです。

洋服との一期一会の出会いはもちろん、映画のワンシーンのような空間やアートとの触れ合いも楽しめる『DOMITUNE』。多くの古着好きが集まるのも納得です。

群馬の古着カルチャーを牽引する『DOMITUNE』。いかがでしたか?古着屋は少し敷居が高く感じるという初心者の方でも大歓迎とのことなので、渋川や伊香保エリアを訪れた際は立ち寄って、皆さんだけの運命の一着を見つけてみてくださいね!
同じエリアのおすすめ記事はこちら
→ベトナムの風とキュートがミックスする、こだわり尽くしのお洒落カフェ。
→築300年の古民家で旨い料理と酒を嗜む。大人の隠れ家的な酒場。
▼クレジット
撮影/三木康史(troisdesign)、佐々木覆(troisdesign)
文/佐々木覆(troisdesign)
※motto vol.42「Da-iCE和田颯のハヤペディア」の記事を一部転載しています。
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。