【嬬恋村】「何もしない」という選択。心穏やかな時間を過ごすための宿。

こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしていますか?9月に入りましたね~。この夏はみなさんどんなことをして過ごしましたか?今年の夏は一段と暑かったので、そろそろ夏の疲れが出てくる頃かもしれません。そんな時は、涼しい場所で何もせずにゆったりまったりと過ごしたいものですね。今回は、嬬恋村に佇む1日2組限定のプライベートな宿『ricca(リッカ)』をご紹介。夫婦やカップルで、「何もしない」極上のひと時を味わいたい方には特におすすめです。

1. 日本武尊の愛妻家伝説に由来する「愛妻家の聖地」

嬬恋村は群馬県の最北西部に位置する村で、年間の平均気温は8℃前後と夏でも涼しい気候。名産は夏秋キャベツで、生産量は日本一。豊かな自然に囲まれ、悠々とした時間が流れています。夏は湿度が低く冷涼なため、避暑地としてにぎわいます。

実は群馬県嬬恋村の村名の由来は、日本武尊(ヤマトタケル)の愛妻伝説にあります。昔々、日本武尊が東征中、海神(ワタツミ)の怒りを鎮めるために愛妻・弟橘姫(オトタチバナヒメ)が荒れ狂う海に身を投じました。その東征の帰路、碓日坂(今の鳥居峠)に立ち、亡き妻を偲んで「吾嬬者耶」(あずまはや)=「ああ、わが妻よ、恋しい」と嘆きました。これが世界初の愛妻家宣言、と言われています。
愛妻家の聖地「群馬県嬬恋村」とは より引用

こうした「妻恋しい村」として、日本神話時代からの歴史を持つことから、現在も「愛妻家の聖地」として村づくりを進めています。故に嬬恋村には夫婦やカップルで過ごせるスポットが点在していて、県外からも癒されに足を運ぶ方が多いのだそう。

2. 1日2組限定のプライベートな宿

そんな嬬恋村に佇む『ricca』は、【六花(りっか)】に由来します。宿主が嬬恋村の冬景色に魅了されたことから、雪の結晶の異称である『ricca(六花)』と名付けたのだそう。

この辺り一帯は「北軽井沢地域」と称され、大正時代に開かれた別荘地でもあり、夏でも涼しい気候を生かし、酪農や高原野菜の栽培が盛ん。おとなりの軽井沢町(長野県)とはひと味違う、おおらかでゆったりとした時間が流れています。

木の温もりを感じさせる『ricca』は、北欧の空気感をまとった心地良い空間。光が差し込む窓の外に目を向ければ、新緑に紅葉や銀世界など季節ごとに表情を変える景色が広がります。

3. 宿主こだわりの心地良いインテリアが華を添える

『ricca』のゲストルームは2部屋の。どちらも36㎡のゆったりとしたワンフロアで、それぞれ異なる雰囲気を楽しめます。天井も高く、窓には季節ごとに表情を変える木立の風景だけが映ります。黄昏時に部屋を優しく灯すペンダントランプなど、細部にまで宿主のこだわりが詰まっており、贅沢な時間を過ごせます。

Blue roomは、スウェーデン製のブルーのクロスを基調に、北欧ヴィンテージのチークのテーブル&チェアを組み合わせたシックで落ち着いた空間

部屋を貫く薪ストーブの煙突が、やさしく室内を暖めます。作り付けのソファは大人が寝転んでリラックスできるサイズ。

Green roomは、スウェーデン製のグリーン地の壁紙にオークの家具を合わせた、明るく爽やかな空間。
三角形の小屋裏は、山小屋の屋根裏部屋のような懐かしい雰囲気。

L字型のソファスペースでは、座ったり自由に寝転がるなど思うがままにリラックスできます。

2部屋ともバスルームはブルックリンスタイルのタイル張り。シャワーのほか置き型のバスタブを備え付け、ゆっくりと日頃の疲れをほぐすことができます。

就寝スペースは小上がりにマットレス。リトアニア製リネンの寝具に包まれて快適な睡眠を。日頃の喧騒を忘れて、宿泊客の多くがお部屋で寛ぎのひと時を過ごすというのも頷けますね。

4. 地元の食材で丁寧に仕込んだ至福のモーニング

『ricca』の前身は、自家製パンを提供するカフェベーカリー。主に北軽井沢地域の別荘に来る方々が、朝食やブランチを楽しみに通ってくださっていたそうです。ファンも多く、閉店を惜しむ声も絶えなかったのだそう。

そんな『ricca』でのモーニングは、カフェベーカリー時代から人気のあった厚さ4cmのパンが主役のプレート。「自分たちが美味しいと思えるものを提供する」「新鮮なものを提供する」「食材の仕込みは丁寧に」をコンセプトにするなど、食事の中にも宿主のこだわりが詰まっています。

ゆっくりと朝食をいただく贅沢なひと時を是非。

POINT

「食の時間も大切に」という思いから、新鮮で本当に美味しい地元野菜をふんだんに使用。北欧をイメージした食器やカラトリーにもこだわりが。

5. 窓から差し込む光さえ、心穏やかなひと時を演出

小鳥のさえずり、木漏れ日の小径、星空の下の静けさ、銀世界の雪原。日常から離れ、「何もしない」という選択をすることで得られる極上の贅沢。『ricca』は「ただ心穏やかに時を過ごす」がコンセプトの小さな宿。公式サイトで宿泊に際しての注意事項が書かれているので、必ずチェックすることをおすすめします!ありのままの自分たちで過ごす心地よさを、『ricca』で是非体験してみては。

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新しく生まれ変わったハイブリッドカーのパイオニア。出会ってから心ゆさぶられる瞬間が、とめどなく続いていく。何気ない日常を特別な思い出に変え、様々な角度から快適なドライブをサポートしてくれる一台。

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PROFILE
鶴田真梨(ツルタマリ)
1993年3月30日生まれ。群馬県藤岡市出身。BARKinSTYLe(B-TOKYO)所属のファッションモデル。170cmの長身を活かし、アーバンからカジュアルまで様々なファッションを着こなす。当時、ザスパクサツ群馬の選手であった川岸祐輔選手と結婚、現在は2児の母モデルとしても活躍している。息子の「暖(だん)」もキッズモデルとして同事務所に所属。UNIQLOやカインズ「#川岸家の日記」では親子で広告モデルとして出演。
[Instagram] @mari_tsuru
[Twitter] @iwblsuzy

▼クレジット
モデル/鶴田真梨(BARKinSTYLe)、川岸祐輔
ヘアメイク/馬場宏美
衣装/モデル私物
車/PRIUS(群馬トヨペット)
写真提供/ricca
撮影/佐々木覆(troisdesign)
文/ERI

※motto vol.32「HIT FAMILY ROAD」の記事を一部転載しています。 
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

ricca

[所在地]
吾妻郡嬬恋村鎌原1053-2353
[TEL]
0279-82-1662
[定休日]
無休
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