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【インタビュー】新生lyrical schoolが描く、ちょっと先の未来。

こんにちは!motto編集部のオオウ(@ounco_coverdeath)です!皆さんは新たにアーティストを好きになる瞬間ってありますか?筆者は、解散報道をきっかけに『BiSH』にハマりました。自分とは無縁の世界だと思っていた存在でしたが、楽曲を聴いてみるとかっこいいバンドサウンドに虜。切り口はどうであれ、触れる機会って大切なんだなと。さて、今回は皆さんに知っていただきたいヒップホップユニット『lyrical school(リリカルスクール)』をご紹介します。群馬出身メンバーのminan&manaを迎えて、地元のことや新体制初のアルバムリリースについての話を伺いました。群馬でのライブも予定されているのでぜひCHECKしてみてくださいね!

1. 地元を想う気持ちと音楽活動のきっかけ

──お二人は群馬出身なんですよね。

minan  はい。二人とも「前橋女子高校」の卒業生なんです。

mana  実際に学年が被っているとかではないんですが、同じグループに同じ高校出身の方がいるってすごいですよね!

──地元・群馬について思い入れはありますか?

mana  元々群馬のことを大好きだったんですけど、外に出て改めて「私って群馬好きなんだな」って感じるようになりました。群馬→アメリカ→群馬→東京と過ごしているんですが、まず海外に出た時には、日本はコンビニのご飯が美味しいですし、トイレも綺麗ということを知りました。そして、上京してからは、人の密度が高いから初めて道や駅で人とぶつかるという経験をして。群馬は車社会だから、人とぶつかるなんてこと、なかなかないですよね。私は車の運転も好きなので基本車移動でしたし。

minan  都内に出ると、最初はびっくりするよね。以前は「群馬って何もない」って思っていたんですけど、最近は都内に負けない、それ以上かも知れないお店が増えてきた印象があります。シャッター街のイメージがあった「前橋中央通り商店街」なんかは、賑わいを取り戻してきていると思うし、「今、群馬アツいからおいでよ」って、自慢したいまちです。

mana  まだ群馬に来たことがない人が見たらイメージが変わるかもですよね。一度群馬を離れた方がまた戻ってきてお店を始めていたりしますし。あと、住んでいた時には気づかなかったんですけど、minanさんがラジオでよく話しているように都内から群馬に帰ってきた時に、「群馬の空気だ!」って感じられるようになりました(笑)やっぱり東京とは全然違うんですよね。

minan  私は今も群馬在住ですが、それは間違いない!群馬特有の空気というか。あとは、県民の地元愛が強いのも良いよね。群馬をより良くしたいって思う人も多い。

mana  私も上京した時に、いつか群馬に帰ってきて地元を盛り上げるのが夢だったんです。何かお店をできるわけでもないので、『lyrical school(以下、リリスク)』の活躍が一番の地元への恩返しになるかなと思って今活動をしています。

──そんな地元愛の強いお二人が音楽活動に目覚めるきっかけはどのようなものだったのでしょう?

minan  私の場合は、高校の時に音楽部でドラムを叩いていたんです。音楽部は、オケ(吹奏楽)とキャスト(演劇)に分かれていて、定期演奏会では一緒にステージに立ってミュージカルをするという部活でした。ドラムをやっていたからこそリズム感を養えましたし、フィンガードラムを演奏するのに活きています。

──前橋女子高校の音楽部は活動的ですよね。OGで、劇団四季で活躍する生形理菜さんは編集部にも在籍していました。歌うことについてはいつから始めたのでしょうか?

minan  元々歌うことは大好きだったんです!高校・大学とバンドを組んで、ヴォーカルを担当していました。

mana  コロナ禍で「TOKYO DRIFT FREESTYLE(※TOKYO DRIFT/TERIYAKI BOYZ®️をビートジャックしてラップを披露し、ホームメイドビデオと共に公開するという海外発のチャレンジ企画)」がムーヴメントになったんですけど、リリスクもチャレンジしていて。それを観て自分もラップがしたいと思って2〜3曲リリックを書いたんです。実は、その時の音源をオーディションの時に提出しました。

minan  私も鮮明に覚えているよ。manaのその曲をMIX CDにしてお客さんに配ったり、ライブでも何度か披露しています。かなり盛り上がる名曲だよね!

2. ネクストフェーズに突入したリリスクが目指す形

──リリスクは2022年7月24日のライブを最後に旧体制での活動を終了し、その翌日から新メンバー募集のオーディションを開始。minanさんはプレイングマネージャーとして残り、オーディションにも携わってきたと思います。グループとして目指す形があったのでしょうか?

minan  プロデューサーのキムさんは、いつか男女混合グループをやりたいと考えていたそうですが、数年前は「今じゃない」と話していました。旧体制が終了したタイミングでその話が挙がって。

──男女混合の意図するところは?

minan  アイドルグループって長く続かない、女の子だけのものってイメージが強いじゃないですか。アイドルという職業をちゃんと仕事として続けていけるものにしていかないとだよねって話になった時に、私もすごく共感できました。男女混合になることで個々の強みがより引き立ちますし、お互いにないものを補えるグループとしての強度も増します。

mana  ライブに頻繁に行くくらい、純粋にリリスクのファンでした。だから私にとって元々minanさんは神のような憧れの存在で、そういった方とお仕事ができるからにはしっかりやりたいなと。minanさんはプレイングマネージャーなので、いつまでも頼りすぎず、頼ってもらえるようになりたいなって思っています。

minan  manaはグループ内では明るくムードメーカー的な存在ですけど、実は一番真面目な話ができる頼もしい存在だなと感じています。きちんと意見を出してくれるし、世界大会4位(WORLD OF DANCE)の実力があるほどダンスにも長けているので、パフォーマンスリーダーですよね。メンバーにステージでの動きとかもアドバイスくれたり。

──現体制になって一年が経過しました。

minan  一年経って、ようやくここからまた始まるんだって感じがしています。それぞれの個性を理解し合った上で、さあどうやって活動していく?みたいな。あと、メンバー同士の仲がめちゃくちゃ良いなと。休みの日は、ご飯やイベントに行ったりもしているもんね。

mana  私は、音楽とか自分で見つけ出したい派だったので、他人に薦められるのが苦手でした。メンバーは、リリスクという好きな音楽が軸にあった上で各々が自分の好きなものを自然に話すから、素直に新たな音楽やカルチャーに触れられるようになって、視野が広くなったように思います。実際、そういった部分がステージや活動に活きてきているなと、最近は感じています。

3. バラエティに富んだ仲良し8人組が描く未来

──そんな8人で制作に臨んだアルバム「DAY 2」がリリースされました。

mana  全体を通して日常から溢れ出る、8人の仲良し感みたいなものが作品にも色濃く反映されていると思います。

minan  個人的には、プレイングマネージャーとして運営や制作に携わるようになったのが大きいですね。オーディションやライブから、それぞれの声質やリズム感を見てきた上で制作に入っているので。今作は聴いていただくと感じてもらえると思うんですが、1日の流れがあって。実は、私たちリリスク8人のちょっと先の未来を描いているんです。

mana  「Night Walking」は、8人の中からryuyaと私が参加した楽曲で、一度レコーディングしたものの、作家さんから「もうちょっとこうしてみない?」みたいなフィードバックをいただきました。ブラッシュアップしたことで更にリリックに感情が乗って、お気に入りの一曲になりました。「DRIVE ME CRAZY」でドライブしてからの「-Parking-」で車を停めて、「Night Walking」に繋がっていくという流れがあるので、ぜひ通して聴いてもらいたいですね。

minan  「Ultimate Anthem」は、KMさん&Lil’ Leise But Goldさんの最強タッグに作っていただきました。旧体制の時にリリースした「TIME MACHINE」や「The Light」のようなKMさん節が炸裂していてお気に入りです。ビートはもちろんかっこいいですし、乗せているラップも高度だったり。2~3人でブースに入ってレコーディングした部分もあるのでその空気感も伝わると嬉しいですね。かなり8人のCREW感が出せたんじゃないかなって思います。

──リリスクの楽曲はクオリティが高いので、ライブでも体感してほしいですよね。アイドルなのか、はたまたヒップホップグループなのか。どのような心構えでライブ現場に臨んだら良いのか悩みそうですよね。

minan  それこそ結成当初は、ヒップホップを知らない女の子たちが初めてヒップホップに触れるというコンセプトだったと思うので、アイドルとヒップホップの橋渡し的な表現を使っていましたよね。今のメンバーは元々ヒップホップが好きでスキルのある人たちなので、「仲良し8人組ヒップホップユニット」って名乗るようにしています(笑)

minan  現体制になってからは、多くの人にリリスクを知ってもらいたいということもあって、どちらかに決めつけるのではなくお客さんに委ねるようにしています。それぞれ自由に受け取ってもらえたらと思っているので、ヒップホップのフェスにもアイドルのイベントにも、ロックバンドとの対バンなどジャンルを選ばずに出ていますしね。

mana  あと、私たちの現場はもみくちゃになるライブとは少し違うかもしれません。はたまたペンライトなどがあるわけでもないです。女性や小さいお子さんも多いですし、みんなお洒落をして足を運んでくれます。あとは観覧フリーのインストアライブなど、触れてもらえる機会は増やしています。

minan  そうだね、女性や小さいお子さんでも楽しめるように、フロアに専用エリアを設けていたりもするので気を負わずに来ていただけたら嬉しいです。

──「決まりがない」と示してもらえるのは気持ちが救われますね。やはり最初って勝手も分からないとハードル高いと想うので。最後に、読者へメッセージをお願いします。

mana  私の場合、アイドルとヒップホップの両方が好きで、その流れで出会ったのがリリスクでした。私たちのことを初めて知ってくださった方がいれば、はじまりの曲であり、名刺代わりの一曲でもある「NEW WORLD」を聴いていただけたら嬉しいです。そこから今作の「DAY 2」を全曲通して聴いてもらえたら、楽曲の幅の広さや様々な魅力を体感いただけるんじゃないかな。

minan  8人が得意なことや好きなことがバラバラで、本当に個性豊かです。短歌が好き、バンドが好き、DJやギターができる、ラップやダンスが得意、イラストを描いたり、スケボーで現場に来るなど、きっと皆さんと重なる部分があるメンバーに出会えるのではないかなと思います。日々の生活を頑張るヒントみたいなものが見つかるといいな。これからも、皆さんにとって「日常の+αの幸せ」を届けられるように頑張っていきます!

4. ヒップホップもロックも飲み込む最高にクールな作品が爆誕

新たな門出を祝福するかのように、豪華な陣営で世に送り出す現体制初のアルバム。タイトルに据えられたワードは「DAY 2」。スキットを挟みつつも時間軸を感じさせる一枚になっています。幕開けとも言える〈M2.Ringing〉は作詞をvalkneeが担当し、現体制の良さを様々な角度から引き出しています。Rachel(chelmico)もリリックで参加している〈M3.CHO→CHO〉〈M4.mada mada da!〉はキュートさとクールな二面性が現れた楽曲。

ワールドワイドなサウンドでライブ映え必須の絶対的アンセム〈M5.Ultimate Anthem〉がリスナーを虜にします。中盤は心地良いビートに乗せるリリックが印象的な〈M6.House Party〉やバンドリスナーをも魅了するオルタナティブな〈M7.DRIVE ME CRAZY〉へと続いていきます。

アクセントとして異彩を放つのはシンプルなメロディーと2MCで構成される〈M9.Night Walking〉。絶妙なフロウとライムが飛び交う〈M11.moonlight〉から最後は彼女らの決意表明の歌〈M13.NEW WORLD〉が作品を締め括ります。

一聴すればどこかしらにリスナーに対するフックがあると言っても過言ではない、非常にバラエティに富んだ作品に仕上がっています。彼女たち自身の近い未来を描きながらも、あっという間に過ぎ去ってしまう「1日」の大切さまで教えてくれる全13曲。

『DAY 2』
CD&デジタル配信 / 2024年4月24日発売 / ¥3,300(税込)
VICL-65959 / CONNECTONE
1.-Day 1-
2.Ringing
3.CHO→CHO
4.mada mada da!
5.Ultimate Anthem
6.House Party
7.DRIVE ME CRAZY
8.-Parking-
9.Night Walking
10.Fallin’
11.moonlight
12.-Day 2-
13.NEW WORLD

リリースに伴い、リリスクは現在全国ツアーを開催中。会場も様々、minan & manaの地元凱旋ライブも予定されているので気になる方はぜひ現場まで足を運んでみて!学割チケットも用意されているので学生諸君はお得に参戦しちゃおう!

lyrical school 全国ツアー2024 “DAY 2 TOUR”
5月17日(金)@Spotify O-nest(東京都)
5月26日(日)@hillsパン工場(大阪府)
6月9日(日)@横浜BuzzFront(神奈川県) ※malik凱旋公演!
6月16日(日)@名古屋Sound Space DIVA(愛知県)
6月23日(日)@高崎Club JAMMERS(群馬県) ※minan & mana凱旋公演!
9月8日(日)@仙台LIVE HOUSE enn 2nd(宮城県)
9月22日(日)@西川口Live House Hearts(埼玉県) ※sayo凱旋公演!
9月29日(日)@GALA RESORT中洲(福岡県) ※reina凱旋公演!
and more……!!!

一般スタンディング¥3,800(税込)
学割チケット¥2,200(税込)
※整理番号順入場
※ドリンク代別途必要
※学割チケットをご購入の方は公演日当日、学生証・身分証明書のご提示が必要となります。ご提示いただけない場合は一般チケットとの差額分をお支払いいただきます。
ローソンチケット
イープラス
チケットぴあ

PROFILE
lyrical school(リリカル スクール)
2010年に女性6人組のヒップホップアイドルユニットとして結成。略称は「リリスク」。幾度かのメンバーチェンジを経て、2022年7月24日の日比谷野音でのライブを最後に旧体制での活動を終了。2023年2月12日のSpotify O-WESTのワンマンライブ、同日に新曲「NEW WORLD」をリリースし、minanを中心とする男性を含む新メンバー7名が加入した現体制での活動がスタートした。アイドルのフィールドに留まらず、ヒップホップやオルタナといったジャンルを横断し、男女混成ラップユニットとして唯一無二の存在感を放っている。クラブイベントからフェスまで、カテゴリーを問わず様々なイベントへの出演も果たす。2024年4月、ファン待望の初アルバム「DAY 2」をリリース。同年5月からはメンバーの地元凱旋公演を含む「lyrical school 全国ツアー2024 “DAY 2 TOUR”」を実施する。シーンを駆け上がっていく、個性豊かな8人に要注目。
[WEB]https://lyricalschool.com/
[X]@lyri_sch
[Instagram]@lyricalschool

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▼クレジット
出演/minan&mana(lyrical school)
ロケ地/コレハコーヒー
撮影/三木康史(troisdesign)
インタビュー・文/佐々木覆(troisdesign)

※motto vol.35「RECOMMEND MUSIC」の記事を一部転載しています。 
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

【インタビュー】新生lyrical schoolが描く、ちょっと先の未来。

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