こんにちは!motto編集部のオオウ(@ounco_coverdeath)です。突然ですが、皆さんは蕎麦は好きですか?夏はキンキンに締めて具材をふんだんに乗せた薬味蕎麦、冬は熱々のかき揚げを乗せてすする。筆者は季節を問わず、立ち寄った飲食店で蕎麦のメニューがあると思わず選んでしまいがちです。こちらの記事でも紹介しているように、群馬は美味しい蕎麦屋が多いんです。さて、今回は山名エリアに新たにオープンした『上州蕎麦どころ 山名の里』をご紹介します。季節の移ろいを感じられる閑静な場所にあるので、まだ足を運んだことがない方はぜひCHECKしてみて!
CONTENTS
1. 古民家を改装した 落ち着きのある和モダンな空間
『上州蕎麦どころ 山名の里』があるのは「上野三碑(こうずけさんぴ)」の一つ、「山上碑(やまのうえひ)」の麓。大きな通りから逸れた閑静な場所で、お世辞にもお店をやるには決して好立地とは言えません。そこで、店主の松村さんにこの地でお店を開いた理由について伺うと、「山上碑を訪れた際に、偶然空き家になっていたこちらの物件を見つけたんです。“自然を間近に感じられる”という私のイメージしていたものに近く、とても縁を感じ、ここしかないと思いました。」と笑顔で答えてくれました。
上野三碑がなければ、運命的に出会うことがなかったというこちらの物件。元々は民家だったそうで、居心地の良さとモダンの便利さを兼ね備えた空間にするため、リノベーションを施しています。すべてを作り変えるのではなく、自然の風合いを感じさせる天井の梁を残しつつスタイリッシュさを加えて、和と洋をミックスさせたモダンでありながら温かみのある空間になっています。
座席は畳の座敷と丸太椅子のテーブルがあり、どちらも気の温もりを感じる寛ぎのひと時を味わえます。そして、店内を彩るインテリアたちは、松村さんが趣味で集めているというお気に入りの骨董品なんだそう。想いの詰まった、立地からは想像のつかない店構えがここにあります。
POINT
2. シンプル故にこだわりが詰まった二八蕎麦
松村さんは、「できる限り地域に融和した料理を提供したいんです。」と語ります。『上州蕎麦どころ 山名の里』で食べられるのは自家製の二八蕎麦。 蕎麦粉は、自社農園で栽培した蕎麦の実を挽いたものを配合しているのだそう。二八蕎麦の特徴である、滑らかな食感と喉越しの良さが魅力。
中でも人気メニューは「せいろそば」と「きのこ汁そば」。こだわりの蕎麦をしっかり味わうのも良いですが、編集部のおすすめは王道の「せいろそば」に、サクサクの「野菜天盛り」をプラス。蕎麦も旬の味覚も丸っと楽しめます!
また、季節限定メニューも注目で、夏季には「薬味そば」「山かけぶっかけそば」など、暑い時期ならではのラインナップが並びます。逆に寒くなってくれば身も心も温まるメニューが増えてきそうですね!
土地柄で周辺には喫茶利用できるお店がありません。『上州蕎麦どころ 山名の里』では、落ち着きのある空間でゆっくりしていってほしいという願いから、あんみつやコーヒーなどの喫茶メニューも用意しています。山上碑を見学したら、思わず立ち寄って一息つきたくなってしまいますね!
POINT
3. 蕎麦を知って、もっと蕎麦を愛そう!
蕎麦は古くから日本の食を支えてきたものの一つですよね。全国製麺協同組合連合会によると、「日本を代表する料理として知られる蕎麦は長い歴史を持ち、文献によれば日本への伝来は奈良時代以前と言われています。古くはそばがきやそば焼きなどの食べ方が主流で、江戸時代の頃からそば切りという現在のスタイルが確立されたようです(※歴史については諸説あり)。」とあるように、元々はめんつゆに付けて食べるスタイルではなかったのだそう。
そして、現在も文化として根付いている「年越し蕎麦」。その起源を遡ると、江戸時代中期には商家に月の末日に蕎麦を食べる三十日蕎麦(みそかそば)という習慣があって、これが転じて大晦日だけに行われる「年越し蕎麦」になったと考えられているのだそう。(参考:武光誠「日本のしきたり 開運の手引き」,講談社,1994年10月,204P)
また、蕎麦は穀類の中でもたんぱく質が多く、人間が生きていくために必要な必須アミノ酸がバランスよく含まれているほか、「高血圧に蕎麦が効く」と言われているように栄養・健康面でも優れています(農林水産省)。筆者も、連日高カロリーなものを食べすぎているなと感じたときに、気休めかもしれませんが蕎麦を選ぶことが多いです。ジャパニーズ・スーパーフードである蕎麦は、手軽に食べられる日常食でありながら文化も継承する貴重な存在。そう考えると、ますます蕎麦を食べようって感じますよね!
4. 足を運んでみたら、世界的に見ても珍しいエリアでした!
先述しましたが、『上州蕎麦どころ 山名の里』は、「山上碑」のすぐ側にあります。
ところで、皆さんは山上碑が属している上野三碑についてはご存知でしょうか?上野三碑はユネスコ「世界の記憶」に登録されていて、「山上碑」「多胡碑」「金井沢碑」からなり、日本に18例しか現存しない古代(7~11世紀)の石碑のなかでも最古の石碑群。東アジアにおける文化交流の実像を示す極めて重要な史料で、歴史的、文化的、社会的、政治的に見ても非常に価値があるものなんです。
また、山名エリアはほかにも魅力的なスポットが点在していますので、上野三碑を巡ったり、パワースポットの神社に立ち寄ってみたりしてみてくださいね!小鳥の囀り、満開の桜、深まる新緑、色づく紅葉など、季節の景色も楽しめる『上州蕎麦どころ 山名の里』。歴史に思いを馳せて、絶品蕎麦を堪能してみてはいかがでしょう?
TODAY’S CAR [ROOMY]
コンパクトなのに広々とした空間と余裕の走りが魅力の一台。乗り降りしやすい低床スライドドアや居心地抜群の広さ、小回りが効く操作性に安全性能がママの運転をサポート。
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→時間がゆっくりと流れる空間に癒されて。ドライカレーとお菓子が魅力のカフェ。
→メープルの甘い香りが漂う、山小屋のような焼き菓子店。
PROFILE
1993年3月生まれ。 群馬県藤岡市出身。BARK in STYLe所属のファッションモデル。170cmの長身を活かし、アーバンからカジュアルまで様々なファッションを着こなす。当時、ザスパクサツ群馬の選手であった川岸祐輔選手と結婚、現在は2児の母モデルとしても活躍している。息子「暖(だん)」、娘「楓(かえで)」もキッズモデルとして同事務所に所属。UNIQLOやプレミアムアウトレット、カインズ「#川岸家の日記」では親子で広告モデルとして出演。
[Instagram] @mari_tsuru
[X] @iwblsuzy
PROFILE
群馬県太田市出身。2019年よりYouTubeチャンネル「こぴ」を開設し、歌声とビジュアルで話題を集める。2024年現在、SNSの総フォロワーは80万を超える。テレビ番組「情熱料亭すぎ村(TOKYO MX-1)レギュラー出演、Netflix「こねこのチー ポンポンらー夏休み」主題歌、ベスト電器CM第二弾歌唱。 また、元看護師の経験を活かし「アンメット ある脳外科医の日記(フジテレビ)」に出演を果たした。舞台やモデルとしての経験も踏むなど、マルチに活躍中。
[YouTube]@kopikopi
[Instagram] @kopiyama_
[X] @kopichan_
[TikTok]@kopisan_
▼クレジット
モデル/鶴田真梨(BARKinSTYLe)、こぴ
ヘアメイク/馬場宏美
コーディネート/倉田宏美(Oval/nyumun)
衣装/nyumun
車/ROOMY(群馬トヨペット)
写真提供/高崎市教育委員会文化財保護課
撮影/三木康史(troisdesign)、佐々木覆(troisdesign)
文/佐々木覆(troisdesign)
※motto vol.36「HIT FAMILY ROAD」の記事を一部転載しています。
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。