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2024年5月25日に「motto vol.35 -2024夏号-」を発行しました。

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【桐生市】ハイブランドからギミックの効いたアイテムが並ぶ、新進気鋭のモードな古着屋。

こんにちは!motto編集部のオオウ(@ounco_coverdeath)です。皆さんは古着は好きですか?筆者はネルシャツ、デニム、スウェットなど王道のアメカジアイテムが好きで、学生時代によく古着屋を巡っていました。セレクトショップで古着をモチーフにしたブランドのアイテムもよく買っていましたね。値段よりは古着らしいデザインや配色がツボなんですよね。古着ゆえ、オンリーワンなのでデザインやサイズが合うものを掘り出すのも一苦労。時代は令和、新たな古着の在り方も増えてきました。今回ご紹介するのは、セレクトショップと古着屋の良いところ取りを体現する『North Moon(ノース ムーン)』です。古着屋やリユースショップ、はたまたセレクトショップとも異なる新進気鋭のお店の魅力を紐解いていきます。

1. 表情もアイテムも異なる2フロアのショップ

『North Moon』は、2022年に桐生市内の路面にオープンしたusedショップ。JR桐生駅北口から徒歩5分という好立地で、ガラス張りのファサードに「North Moon」のサインが目印です。

路面店はちょっぴり緊張するという方もいると思いますが、開放感のあるガラス張りだと中の様子も見えるので緊張感もほぐれますよね!Instagramを見て初めて足を運ぶ場合、「あれ?お店の雰囲気が違う?」と疑問に思う方もいるかもしれません。実は、1Fがレディースの『North Moon plus』で、2Fにあるのがメンズの『North Moon』なんです。

階段を登った先に広がるのは、モルタルの床にステンレスやコンクリートなどのミニマルなマテリアルがクールな表情を生み出す空間。シンプルで無機質なスペースは、モードなアイテムたちをより一層引き立ててくれます。1Fはふらっと立ち寄れて、逆に2Fは隠れ家的な雰囲気もあるので、初めての方はちょっぴり緊張するかもしれませんね!知る人ぞの特権という感じがして、それもまた魅力ですよね。

2. 古着屋のイメージを覆すラインナップが魅力

古着屋のイメージといえば、数多くの商品の中からお気に入りのアイテムを掘り出す楽しみもありますよね。『North Moon』は、これらの古着屋とは一線を画すショップ。

1Fのレディースは、海外トレンドを重視したデザインもので100点、2FのメンズはモードやデザイナーズブランドなどアーカイブMIXを中心に常時150点をラインナップしていますが、セレクトショップさながらのスッキリとしたディスプレイになっています。

オーナーの北村さんが目利きをしながら、年代に限らずモード、パンクテイスト、スポーツを主軸に『North Moon』らしい統一感のあるアイテムをピック。アーカイブは「COMME des GARÇONS」「Jean Paul Gaultier」「PRADA SPORT」「ISSEY MIYAKE」「DIESEL」といった名だたるブランドが顔を並べます。

お店作りに関しては、「毎日ではなくても自らが足を運びたくなるような、欲しいものが見つかる場所でありたい」と語ります。

3. 唯一無二のショップ『North Moon』創業ストーリー

北村さんが『North Moon』を始めたのは24歳。元々ファッションに興味を持ったのは高校生ぐらいからで、大学のときにある古着屋との出会いが人生に影響を与えたと語ります。

北村さんは桐生市出身で、地元の高校を卒業後は、進学のため都内へ。自宅から大学までの通学路にあった古着屋「SUN」に足を踏み入れたことで、古着の魅力にどっぷり浸かったのだそう。大学卒業後はでセレクトショップ「STUDIOS」を運営するTOKYO BASEに入社したのち、地元に戻って老舗の「st company」へ就職。「地元で独立開業をする」という目標があったため、24歳という若さながらタイミングを見て『North Moon』をオープンさせました。

『North Moon』が現在のセレクトショップのような古着屋になったバックボーンには、北村さん自身がセレクトショップと古着屋を行き来していた経験があります。「枠に囚われないファッションができるお店にしたかったんです」と語ります。セレクトショップさながらの雰囲気を大切にしつつ、古着を楽しめる空間。10〜20代とファッションに感度の高い若年層が多く足を運ぶのだそう。

店名の『North Moon』は前述の古着屋「SUN」の対義から「Moon」と北村さんの北(North)を合わせた造語。「北の空に月が浮かぶことはない」ことから、「個性的であれ」という意味も込められているのだそう。

4. ファッション好きも唸る、おすすめ厳選アイテム!

セットアップは店頭に並べるとすぐに売れてしまうほど、『North Moon』を象徴するアイテムなのだそう。入学式や成人式など、セレモニーでもファッションを楽しみたい人におすすめとのこと。

「個人的にはファー襟のレザージャケットが気分です」と紹介してくれたのは、トレンドを押さえた北村さんイチ押しアイテム。

ほかにも、スペシャルアイテムとして「PRADA SPORT」などの商品が並ぶこともあるとのことで、目が離せません。店主のおすすめからトレンドアイテムが顔を並べるのもセレクトショップ的な視点で楽しめる要素ですよね!

編集部が注目したのは、セレクトとして取り扱っている太田市発のニットブランド「Mebuki」とのコラボレーションアイテム。こちらの「3Dメッシュロングスリーブニット」は、北村さんから同い年の「Mebuki」デザイナー・小田幸村さんに熱烈オファーを経て実現したのだそう。「タイムレス」「ボーダーレス」「ジェンダーレス」を掲げたアイテムで、アレンジを加えることで十人十色の着こなしが楽しめるアイテム。

テック系やドローコードやギミックの効いたアイテムなど、モードな着こなしが叶うものがまだまだ見つかりそうな予感!

5. 「古着のまち」をぶらぶらしよう!

桐生は訪れる度に、景観も含めて素敵なまちだなと実感させられます。良い意味で個性が光る、顔の見える魅力的なスポットが多く、地元以外の人が訪れてもかなり楽しめる土地だと思います。

そして、現在の桐生の街なかには古着屋が10軒ほどひしめき合うなど、古着を求めて足を運ぶ人も少なくないのだそう。それぞれのショップがお客さんに他店を紹介し合うことも多いとのことで、まち全体で盛り上げたいという想いが伝わってきます。北村さん自身も「自分の生まれ育った大好きな桐生で、まち歩きを楽しんでもらえたら」と語ります。

『North Moon』は、シンプルな配色のものからコーデのアクセントになるものまで揃うので、古着がちょっぴり苦手という方もまずは足を運んでみてくださいね!個人的には、古着をきっかけにお店を訪れた人が、少しでも幸せになれる新たな出会いが生まれてくれたら嬉しいなと思います。

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▼クレジット
撮影/三木康史(troisdesign)
文/佐々木覆(troisdesign)


※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

【前橋市】古着という概念に捉われないセレクトが魅力のユーズドショップ。

こんにちは!motto編集部ライターのMAYOです!もう師走ですね!1年経つのが早い早い!みなさんはクリスマスの予定はもう決まっていますか?群馬県には古着屋が多いので、たまには趣向を変えて、古着屋さん巡りなどいかがでしょうか?今回ご紹介するのは、住宅街に佇む隠れ家的な古着屋『fundropfudgefab.fade(ファンドロ ファッジ ファブ フェイド)』。まるで呪文を唱えるかのような名前に誘われて、扉を開けてみましょう!

1. 場所は住宅街。ひっそりと佇む、まさに隠れ家的ショップ

『fundropfudgefab.fade』があるのは、閑静な住宅街。目印となるのは、道路側に掲示された雰囲気のある木製の看板。

一見、どこに入口があるのか分かりづらいですが、駐車場からぐるっと回ると、『fundropfudgefab.fade』の文字が記された扉が現れます。知る人ぞ知る、まさに隠れ家的な雰囲気が心をくすぐられます。それにしても、『fundropfudgefab.fade』って不思議なネーミングですよね。「寝言の呪文」という意味があるそうなのですが、「実際には特に深い意味があるわけではないんですよ(笑)」と語るのはオーナーの石関さん。実際に声に出して読んでみると、なんだか可愛らしくてほっこりする響きですよね。

ディスプレイの仕方にも石関さんのこだわりが詰まっています。店内には古着の合間に色々な雑貨や小物、本なども置かれていて、まるで宝箱のよう。どこかノスタルジックな気持ちにさせてくれます。

「品物はすべて当店自慢のコレクション、ギャラリーとしてご覧いただくのもひとつの楽しみです。ヴィンテージのお洋服の中にはとてもか弱い子もいますので、あなたのやさしさで触れ合ってみてくださいね。」と、古着に対する愛も素敵です。そんな中から自分だけの1点を選べると思うと、胸がワクワクしてきますよね。宝箱のような世界に浸りながら、ショッピングに没頭できるなんて贅沢です!

2. 古着という概念に捉われない唯一無二のセレクト

『fundropfudgefab.fade』は、「ファッションは着る人に自由に楽しんで欲しい」というコンセプトから、古着という概念にこだわらないセレクトを行っているのが特徴です。レディースを基本にユニセックス、メンズ、キッズも展開していて、ガーリーからミリタリーまでジャンルを超えた多数のアイテムが揃っています。

古着は、ヴィンテージからレギュラーまで幅広いので、あれこれと目移りしてしまいそう。アイテムは、国内外から仕入れていて、柄物やフリンジ、ダメージジーンズなど個性的なものに加えて、リメイクのオリジナル商品も展開しています。

中でも、『fundropfudgefab.fade』の代名詞とも言えるのは、ワンピースやドレス。女子なら気になるガーリーなシルエットに柄物からシンプルなデザインものまで豊富に揃っています!ワンピースは1枚でコーデの顔になるので、好みのものが見つかると嬉しいですよね。

ラフに着られちゃうスウェットやパーカー類もたくさんあります!ボーイッシュなアイテムなので、スカートやパンツに合わせたり、コーデ次第でガラッと表情も変わりますし、何枚持っていても重宝しますよね!

コーデにスパイスを与えてくれるアクセサリー、スカーフなどの小物系アイテムも充実。店頭に並ぶ商品は、すべて仕入れ後にメンテナンスを施し、できる限り最適な状態で出しているのだそう。洋服への深い愛情を感じられますね。

3. 古着の着こなしはプロに聞いちゃおう!

「一目惚れして買ったけど、何を合わせれば良いのか分からない」「古着って着こなしが難しそう」と悩みを抱える方もいるかと思います。そんな時はお店の方に聞いてみるのが一番です!

実は、群馬出身のシンガーソングライター「KIE Anderson」さんへの衣装提供なども行なっているのだそう。個性的なアイテムも多いので、衣装としても映えそうですよね。

早速、着こなしに小物をプラスしてアレンジをしていただきました!「顔周りが少し寂しいですよね。」と石関さんが手に取ったのは、ベレー帽とイヤリング。続いて、野暮ったさを和らげるために選んだのはトレンドのスカーフ。

大胆にウエストマークにすることで、程よいレディ感がプラスされました。太めのパンツにボリューミーなシューズといったメンズライクなコーデに女性らしさを足した甘辛MIXスタイルを提案してくれました!

おすすめの全身コーデも提案していただきました。テーマは「春」「ヴィンテージMIX」。こちらは、定番のTシャツ+ロングスカートにガウンを羽織ったリラックスコーデ。淡いブルーの花柄ガウンにTシャツのレモンイエローが映え、春らしさを意識したペールトーンの色味がとても爽やかです。足元は靴下+パンプスで、そのままお出かけしたい気分。筆者はこのコーデ、かなりタイプです!

古着に挑戦してみたいけれど、初めて触れる方はコーデの部分で難しく感じる部分もあると思います。そんな時、スタイリングの提案をしてもらえたら、とてもありがたいですよね。少しでも分からないことがあったら、気軽にスタッフさんを頼ってみてくださいね!

4. 古着の醍醐味に触れてみよう!

近年、プレ値がつくなど価値が上がっていることで再燃している古着市場。時代の流れで、捉え方は人それぞれになってきていますが、ただの「モノ」として買うのではなく、自分らしさを表現するツールとして手に取ってみるのも良いですよ!

自分で情報が得られる現代は、ショップスタッフさんのいるお店が減りつつあるからこそ、ちょっとしたコミュニケーションも大切にしていきたいですよね。『fundropfudgefab.fade』なら、個性的なアイテムやアレンジに使える小物類も揃っているので、ファッションを楽しめること間違いなし。時にはアドバイスを聞いて、着たことのないタイプの服にチャレンジしてみるのもいいですね。ヴィンテージ品など、購入後の洋服の取り扱いについてもアドバイスをしてくれるそうなので、こちらも気軽に相談してみてください!

群馬には様々なタイプの古着屋が増え、県外からも旅行がてら古着屋巡りをするという声も耳にします。前橋市内には、古着から家具、雑貨まで展開している『THE ENTRANCE(ジ エントランス)』や音楽とカルチャーがテーマの『encounter(エンカウンター)』などの古着屋があるので、一緒に巡ってみるのもおすすめですよ。

枠にはまらず、ファッションの楽しさを教えてくれる『fundropfudgefab.fade』。いかがでしたか?古着屋の醍醐味を存分に味わえるショップです。古着は1点ものなので、探していたものに出会えるとワクワクしますよね。ぜひ、自分だけの宝物を見つけに行ってみてくださいね!

POINT

オンラインショップでも一部のアイテムを販売しているので、気になった方はぜひ覗いてみてくださいね! https://fundrop.fashionstore.jp/

TODAY’S CAR[Buddy]
光岡自動車が提供する唯一無二のカスタマイズカー。大量生産ではなし得ないフォルムと車内を彩る雰囲気がドライバーを魅了する。遊び心満点のデザインと機能性を凌駕したが十人十色のライフスタイルに調和する。日常に寄り添う、まさに相棒的な存在の一台。

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人気パスタショップが手がける、お洒落でグルメなシークレット・ベース。
古着から家具、雑貨まで展開。人に教えたくなる唯一無二の古着屋。

PROFILE
鈴木ちゃんねる
群馬県前橋市。2017年、第25代ローズ・クィーンに選出され、前橋の顔として市内の様々な行事に参加しPR活動を担う。2018年からはYouTubeチャンネル『鈴木ちゃんねる』を開設。モデル顔負け、持ち前の高身長を活かしたファッションやメイクを中心に投稿し、2024年8月現在240本以上、総再生数は120万回以上を記録。群馬のライフスタイルを発信する貴重な女性YouTuberとして人気を博している。
[Instagram] @suzukiiiii_channel
X@suzukii_channel
YouTubehttps://www.youtube.com/@suzukiii-channel

▼クレジット
モデル/鈴木ちゃんねる
ヘア/HODA(LE SALON)
メイク/MAMI(LE SALON)
衣装/MODERN TIMES
車/Buddy(光岡自動車)
ロケ地/fundropfudgefab.fade
撮影/佐々木覆(troisdesign)
文/MAYO

※motto vol.37「That’s Playful World」の記事を一部転載しています。 
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

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