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2023年11月25日に「motto vol.33 -2023冬号-」を発行しました。

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【高崎市】穏やかなブレイクタイムに立ち寄りたい、穴場カフェ。

こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしていますか?季節はすっかり冬ですね。毎朝布団から出るのが辛いです。朝から晩まで、温かい飲み物が手放せません。群馬にはたくさんのカフェがありますが、どんどん新しいお店が出来るので、色々行ってみたくなりますよね。私は自分のサンクチュアリを模索中です。みなさんのお気に入りのお店はありますか?今回は、2024年に高崎市末広町にオープンした「LALAPARK SUEHIRO」内にある隠れ家的カフェ、『Luz Coffee&Press』をご紹介します。

1. 日常に溶け込む優しさを

こだわりの浅煎りスペシャルティコーヒーと、季節を感じるスムージーなどのドリンクが楽しめるカフェ『Luz Coffee&Press』

オーナー・小田原さんの「自分がスペシャリティコーヒーと出会ったときの衝撃のように、未知との出会いの体験を提供したい」という気持ちが込められており、店内にはたくさんの本が置かれています。コーヒーの良い香りに包まれ、ゆったりとした時間が流れています。

店名の「Luz」については、小田原さんの奥様が幼い頃にペットに付けたかった名前が「ラズベリー(raspberry)」だったそうで、ラズベリー→ラズ→「luz」といった由来があるのだそう。また、「luz」はスペイン語で「光」という意味もあり、ロゴも光を表しているデザインで素敵です。

2. 心ほどけるブレイクタイム

コーヒーは、月替わりで常時4〜5種類から選べます。春は華やか、夏はさっぱり、秋は深み、冬は発酵感・・と、季節の移ろいに寄り添ったラインナップ。産地や農園ごとの個性を感じつつも、日常に溶け込む優しい甘さを楽しめます。注文する時に、スタッフが細かく風味や特徴を説明してくれるので、その時にぴったりな一杯を頂くことができます。

『Luz Coffee&Press』のコーヒー豆は、吉祥寺の人気店「LIGHT UP COFFEEのものを使用。何を隠そう、小田原さんが惚れ込んだのがこのLIGHT UP COFFEEで出会ったスペシャリティコーヒー。提供するのはすべてスペシャルティコーヒーで、リーズナブルに提供しています。

「LA LIA – COSTA RICA」は、赤りんごやアプリコットを練り込んだクッキーを思わせる果実味と甘さが穏やかで、紅茶の余韻が甘さと共に長く伸びます。

ふわっとした口当たりの「カフェラテ」。毎朝のスイッチとしても飲みたくなる一杯です。

冷え込む時期に飲みたい「ホットチョコレート」。モークホットチョコレートブレンドはメルボルンのカカオ・アーティサンズによって丁寧に手作りしています。濃厚なダークカカオとココナッツシュガーから感じられるトフィーのような甘さがたまりません。

「アサイースムージー」や紅茶、チャイなどのドリンクメニューも充実。季節に合わせて変化するアザーメニューも楽しめますよ。

ドリンクはテイクアウトも可能なので、立ち寄ってドライブのお供にも最適!

POINT

コーヒーの説明を入れた可愛らしいカードももらえるので、色々飲み比べしたくなります!

3. ランチや軽食の裏技も

『Luz Coffee&Press』には、「LALA PARK SUEHIRO」内の他店の食べ物を持ち込むこともできます。逆に、一部店舗にもドリンクを持ち込むことができるので、天気の良い日にはテラス席の利用もおすすめです。

二ギロー」のおにぎり、「Palante」のパン、「宮石青果店」のフルーツサンド、「パティスリーアルテリエ」のケーキ、「わびさびや」のジェラートなど、コーヒーに合いそうな美味しいものがたくさんあります。ランチタイムや軽食にも良きですね。

ドリンク類は種類豊富なので、おにぎりとほうじ茶、パンとカフェラテ、ケーキと紅茶など、お好みでペアリングもできるのが嬉しいですね。今年の夏には、「わびさびや」とのコラボメニューも提供していたとのこと。次はどんな店とどんなコラボが待っているのか、楽しみですね!

POINT

「廣瀬商店」のPOP UP「古着と珈琲」やキーホルダー作りや似顔絵ワークショップなど、不定期で様々なイベントも開催。コーヒーと共に楽しめる内容になっています!

4. ほっと一息つける居心地の良い空間

小田原さん自身が本屋で働いていたこともあるくらい本好きとのことで、店内には音楽、ファッション、小説、絵本など様々なジャンルの本や雑誌が並べられています。「未体験の感動と新たな出会い」のため、本のジャンルはあえてバラエティに富んだ並びを意識しているのだとか。

ドリップを待つ間や、ドリンクと共に読書も楽しめます。

アルネ・ヤコブセンにより1955年にデザインされた「seven chair(フリッツ ハンセン社)」など、こだわりの椅子も。こういったところも、家具好き、インテリア好きとしてはやはり注目してしまうポイントです。居心地が良く、ついつい長居してしまいそうですね。

洗面台もコーヒーカップになっているなど、随所にお洒落で可愛いポイントが散りばめられています!

また『Luz Coffee & Press』では、コーヒー豆やコーヒー器具の販売や、ドリップセミナー、カッピング会も行っているそう。美味しいコーヒーを広く共有する場を提供しています。ほっと一息つきに、ぜひふらっと訪ねてみてはいかがでしょうか。

TODAY’S CAR[Viewt story]
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PROFILE
鈴木ちゃんねる
前橋市出身。2017年、第25代ローズ・クィーンに選出され、前橋の顔として市内の様々な行事に参加しPR活動を担う。2018年からはYouTubeチャンネル『鈴木ちゃんねる』を開設。モデル顔負け、持ち前の高身長を活かしたファッションやメイクを中心に投稿し、2025年7月現在270本以上、総再生数は740万回以上を記録。群馬のライフスタイルを発信する貴重な女性YouTuberとして人気を博している。
[Instagram] @suzukiiiii_channel
X@suzukii_channel
YouTube@suzukiii-channel

▼クレジット
モデル/鈴木ちゃんねる
ヘアメイク/馬場宏美
コーディネート/星野雅俊(Belluria)
衣装/Belluria
車/Viewt Story(光岡自動車)
写真提供/Luz Coffee&Press
撮影/三木康史(troisdesign)
文/ERI

※motto vol.41「That’s Playful World」の記事を一部転載しています。 
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

MENU ※一部抜粋/すべて税込

  • [COFFEE]
  • ●ドリップコーヒー(HOT・ICE) / ¥460
  • ●カフェオレ(HOT・ICE) / ¥540
  • ●エスプレッソ / ¥400
  • ●ロングブラック(HOT・ICE) / ¥460
  • ●カフェラテ(HOT・ICE) / ¥540
  • ●カプチーノ(HOT) / ¥540
  • ●フラットホワイト(HOT) / ¥540
  • ●エスプレッソトニック / ¥700
  • ●キャラメルクラシック(HOT・ICE) / ¥600
  • ●モカクラシック(HOT・ICE) / ¥600
  • ●ヘーゼルナッツハニー(HOT・ICE) / ¥600
  • ●バターラムカプチーノ(HOT) / ¥600
  • ●ラズベリーショコララテ(HOT・ICE) / ¥600
  • [OTHERS]
  • ●オーガニックアールグレイ / ¥500
  • ●オーガニックほうじ茶 / ¥500
  • ●カモミールシトラス / ¥500
  • ●チャイティーラテ(HOT・ICE) / ¥600
  • ●アサイースムージー / ¥800
  • ●オレンジジュース / ¥400
  • ●ホットチョコレート / ¥600
  • [OPTION]
  • ●エスプレッソショット追加 / ¥150
  • ●ミルク変更(ソイorアーモンド) / ¥50

【前橋市】令和に甦る、アートな街の文化と人の交流拠点。

こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしていますか?「赤城おろし」とも呼ばれる空っ風が厳しい季節になってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。群馬の冬は、本当に風が強いですね!!お肌の乾燥や、火の元には十分気をつけましょう。ところで、みなさんにとって、「前橋」ってどんなイメージですか?個人的に、前橋の「まちなか」は、少し閑散としたシャッター街のイメージがあるんですが・・(気を悪くされる方がいたら申し訳ありません)。近年は、そんな前橋のまちなかを活性化させるプロジェクトが発足し、様々なチャレンジが行われていて、最近は日本全国から注目される街になりつつあります。今回は、そんな前橋のまちなかに2023年にオープンしたアートレジデンス、『まえばしガレリア』をご紹介。

1. 芸術のまちに誕生したアートレジデンス

「水と緑と詩のまち」がキャッチフレーズの、自然や文化が溢れる前橋市に、地域創生の新しいシンボルとして、2023年5月にオープンした『まえばしガレリア』。JR前橋駅から徒歩15分、アーツ前橋前の千代田通りから一本中に入った銀座通りに位置しています。まちに賑わいをもたらす事業や開発に力を入れている「まちの開発舎」が運営。1Fは定期的にアート展を開催している2つのギャラリーとレストランを併設、2~4Fはアートギャラリーのような内装のレジデンス(住居)と、宿泊エリアが広がっています。設計は、「太田市美術館・図書館」でも知られる、新進気鋭の建築家・平田晃久氏が手がけ、視点によって全く異なる表情を見せるアートな空間。新たな文化の交流・発信源としてまちを支えています。

前橋市内のまちなかエリアの9つの商店街のうち、銀座通り二丁目商店街に建つ『まえばしガレリア』。かつてこの場所には、大正時代から60年間に渡り映画館が存在しており、地域の人々が文化に触れ親しんだ、活気ある交流拠点だったのだとか。その後、戦後の高度成長期を経て、昭和時代には長崎屋になり、周辺にはアパレルショップや喫茶店もある賑やかな場所だったそうです。バブルが弾けると周囲が歓楽街化し、平成時代には市が所有する「Qの広場」として使われていました。

そして、現在は『まえばしガレリア』が佇みます。まちなかには、人が集う場所としての施設や建造物が出来たり、宿泊施設やお店などがリニューアルされたり。街に少しずつ人が集まってくるようになり、街自体が元気になってきています。

2. 一本の大きな樹の下に人が集い、文化や人が交流する場

『まえばしガレリア』のWEBから、とても分かりやすく素敵なコンセプトをご紹介します。


【場所】のコンセプト
これからのまちを象徴するアイコンは、前橋の新たな価値を創造する人々が、集い語らい暮らす場所。進化しつづける前橋の中心地。アートと生活空間が共生するコーポラティブクリエイションハウス、まえばしガレリア。
スペースコンポーザー 谷川じゅんじ(JTQ株式会社)

https://www.towndevelop.jp/mg

当初から、「この建築をきっかけに、前橋市の定住人口を増やすというより関係人口を増やしたい、地方都市のチャレンジを応援してくれる仲間を全国から集めたい」というイメージだったそう。


【建築】のコンセプト
この場所はどんな新しいひろばに生まれ変わるでしょうか。私たちは大きな樹冠のように緑化されたボリュームを浮かべ、一本の樹の下に人々が集まるように、人々の自由な活動で満ちた場所をつくりたいと考えました。樹冠の中にはたくさんの住居があります。全て、庭のような大きなテラスを持ち、自然と混ざった大らかな住戸です。樹の下にはギャラリーやレストラン、屋外のオープンな居場所が入り混じる、ユニークなひろばができます。めぶく緑や街の生命力とつながった、生き生きとした建築をつくりたいと思います。
平田晃久(建築家)

https://www.towndevelop.jp/mg

設計は、原宿の明治通りと表参道が交わる交差点にある話題の「ハラカド」や、県内の「太田市美術館・図書館」などを手掛ける、新進気鋭の建築家平田晃久氏によるもの。前橋へ訪れる人たちが街の空気に交われるよう考えられており、外部空間を多く取り込んだ個性的な設計が施されています。オープン当初大きな話題になり、建築雑誌などの表紙を飾ったりもしていたので、ご存知の方も多くいらっしゃると思います。


【サイン計画】のコンセプト
意図的なイレギュラー(ノイズ)を入れ込み、均一な見え方でない複雑で面白い印象を目指す。建築コンセプトの「大きな木をつくった」という事は、そこに人も集う、物も入ってくる、今後、新たな仲間や価値観が足されていく。大きな木に鳥が何かを運んできて、そこからまた新たな芽吹きも生まれていく。その様な進行形の状態をデザインで表現しました。
平野篤史(アフォーダンス)

https://www.towndevelop.jp/mg

POINT

2025年4月には、群馬アーキテクチャアワードにおいて、オールオーバージャパン部門最優秀賞を受賞。

3. 泊まるアートとも言える現代建築で、非日常体験

1Fには二つのアートギャラリーが入居し、展示替えを行う2ヶ月ごとに全国からコレクターの方々が集まります。

タカ・イシイギャラリーによる、現代アートを中心とした多様な表現が交差する空間。国内外のアーティストによる企画展を通じて、新しい感性と出会う場を創出します。

「小山登美男ギャラリー」「MAKI ギャラリー」「アートオフィスシオバラ」「rin art association」の4社運営によるギャラリー。会期ごとにギャラリーが入れ替わり常に多様な新しい感性と出会える空間

”cépages”は、”品種”を意味するフランス語。ワイン用語ではワインに使われるブドウ品種やブレンドの割合などを指します。ここ「cépages」では、「日本でも有数の素晴らしいワインと料理を味わえる場所を作る」というコンセプトの下、群馬の食文化や食材と日本各地の選りすぐりの食材が調和した本格的なフランス料理を、上質なワインと共にご提供します。

2〜4Fまでのエリアは、住居(アートレジデンス)として使われており、各住戸に大きなテラスが付いた開放的な造りになっています。建物のヴォイド部分を縫うように街の空気や匂いが入り込み、それらと共生している状態です。2024年4月からは民泊として宿泊できるエリアが新たに追加され、滞在して前橋を楽しむ拠点としても利用できるようになりました。AirBNBなどからも予約が出来ます。

どの部屋も、間取りはコンパクトながら、内部と外部がゆるやかにつながる雰囲気を大切にしています。キューブ感からは想像し難い室内を走る斬新な斜めの壁は、不思議な奥行き感をもたらし、アートを飾る展示壁にもなっています。デザイン性の高いバスタブがあったり、シンプルで無駄のないキッチンも付いています。

枯山水にインスピレーションを受けたグレートーンを基調としたモダンなお部屋、「Gallery ◯◯(ギャラリーほにゃらら)」などで知られる細野晃太朗氏にインテリアデザインを依頼したお部屋、赤城山が一望できるお部屋、テラスが広いお部屋やメゾネットタイプのお部屋など、ユニークで興味をそそられるお部屋ばかりです。家具好きな方や建築に興味がある方にはたまりませんね。多層的で多様な空間が錯綜する、デザイン性豊かな平田晃久建築を十分に味わいながら、前橋のまちなかライフを楽しむのも良いですね。

また、街にひらくために24時間明かりを灯し、幼稚園のお散歩コースになっていたり、ご年配の方々がふらっと訪れる場所になっていたりと、地元の方々にとってもアートに触れるきっかけの場所となっているのだとか。

4. ガレリアを拠点に、アート体験やグルメ巡りも!

『まえばしガレリア』の周辺には、面白い場所やさりげないアートなどが点在しています。徒歩3分の場所には「アーツ前橋」があります。「創造的であること」「みんなで共有すること」「対話的であること」の3つのコンセプトから成る、現代美術館です。また、徒歩5分の場所には、藤本壮介設計で知られる近年話題のアートホテル「白井屋ホテル」が。ブルーボトルコーヒーでゆっくりしたり、建築を眺めたり。白井屋ホテルのすぐ近くには、英国ロンドン出身のプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソンがデザインした「馬場川公衆トイレ」もあります。広瀬川沿いには、岡本太郎の作品「太陽の鐘」も飾られています。こちらは「白井屋ホテル」を設計した建築家藤本壮介氏がデザインした丘の上に設置されており、約24mもの長い撞木が備えられているのが特徴です。

また、『まえばしガレリア』の周りには、グルメスポットもたくさんあります。徒歩3分の銀座通り商店街には、お洒落なカフェレストラン「RK by lalu」、徒歩5分の弁天通り商店街には、朝7時から朝食が食べれられる円(まどか)」。徒歩6分の中央通りには、TVなどでも時々紹介されるハンドクラフトパスタ店GRASSAや、昔ながらのレトロなパーラーレストラン「モモヤ」、お洒落な店構えとどら焼きが人気の和む菓子なか又、徒歩4分の繭市場通り沿いには、ジン好きにはたまらない双子蒸留所なども。進化をし続ける前橋。ぜひ、遊びに行ってみてはいかがでしょうか!

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アメカジとアウトドアの交差点で、物欲を満たす。

▼クレジット
ロケ地/まえばしガレリア
写真提供/株式会社まちの開発舎
撮影/三木康史(troisdesign)
文/ERI

※motto vol.41「Da-iCE和田颯のハヤペディア」の記事を一部転載しています。 
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

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