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【富岡市】文化の発信と地域の交流を目指すお洒落なスーパー。

こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしていますか?すっかり春ですね。暖かくなってきたので、お出かけされる方も多いでしょう。私は、今年の春は色々なイベントやマルシェにも出かけてみたいなーと思っています。本日は、富岡市にある『おかって市場』をご紹介します。月一でマルシェをやっていたりするので、ご存知の方も多いかもしれません!

1. ヒト・モノ・コトをつなぐ、地域の重要プラットフォーム

2009年、「旧富岡倉庫」の敷地内にあるに繭の乾燥場にオープンした『おかって市場』「中心市街地の活性化」「生活基盤の整備」「地産地消の推進」の三本柱に加えて現店舗(同敷地内3号倉庫)へ移転後は「若い作家の発表の場」というものを目的として企画された、まちを支えるスーパーです。閑散としてしまった富岡市の中心市街地に、県内外から人を呼び込んで活気ある街にしたい!という思いで、立ち上げられたそう。

大正時代に繭の保存や乾燥場として使われていた「旧富岡倉庫」。2019年には元の乾燥場から向かいにある3号倉庫へリニューアル移転をしました。随所に建築美が光る店舗は、国立競技場や高輪ゲートウェイ駅で知られる建築家の隈研吾氏が改修設計したもの。倉庫内の梁を傷つけずに100年余りの骨組みをそのまま生かし、柱を少なく設計して奥行きがある空間になっています。

POINT

富岡市といえば養蚕が盛んですが、「おかって市場」の建物は糸を彷彿とさせる炭素繊維が「あやとり」のように天井に張り巡らされています。耐震面のみならず、建物への負荷を考慮した末に炭素繊維を選んでいるのだそう。

2. 食料品や日用品など感度の良い生活必需品が手に入る

『おかって市場』では、近隣の契約農家さんがその時々で育てている新鮮な野菜を取り扱っています。

地場の野菜が常時10~20種類は並んでおり、それらを地域で消費できるようにする、いわゆる「地産地消」を積極的に推進しています。

タイミングが合えば、生産者の方と直接会話したりもできます。また、お肉やお魚、そして県内外からこだわって厳選した調味料や加工品、飲料水なども取り扱っており、いつでも質の良い商品が手に入ります。

富岡市内は高齢化といった地域の課題も抱えているんだそう。そのため、近隣の年配者が徒歩圏内で買い物ができるよう「生活基盤の整備」も担っており、お客様からの要望により仕入れる商品が決まることも多いそう。気になる商品があったら、声をかけてみても良いかもしれませんね。

また、若い作家さんの発表の場として、洋服・木工・ガラス・陶器・バッグなど、ジャンルや経験を問わず「いいもの」をつくる方に、商品を展示してもらい、「ギャラリー」としての役割も果たしているそう。

3. 日替わりカフェやワークショップから人気のファッションブランドまで

店内併設のカフェスペース兼キッチンスタジオは、その時々で出店者が入れ替わるので、訪れるたびに新しい味が楽しめそうですね。

また、料理教室などの様々なワークショップも開催されています。例えば、最近だと発酵案内人による味噌作りや和菓子作り、生姜漬け体験やクリスマスケーキ作りなど、他ではなかなか体験できないようなものも多く開催されているようです。

またギャラリー奥のスペースには、デザインから染めまで一点ものの服づくりを行うezu ※旧RIPPLE YōHINTEN(リップル洋品店)の良質なアイテムが並びます。

「ezu」は、群馬県桐生市で毎月1~7日までの1週間のみ店舗営業を行う、知る人ぞ知るアパレルブランドです。2024年3月からはブランド名を15年間続けてきた「RIPPLE YōHINTEN」から「ezu」に変更。

オリジナルのデザインや染色を夫婦で行っており県内外問わず人気を博しています。「おかって市場」ではその一部商品を展開しています。

4. 楽しいイベントや感度の高いマルシェが盛りだくさん

『おかって市場』では、毎月第2日曜日に「つきいちマルシェ」を開催しています。集客数よりも「自分たちが足を運んでみたくなる」「こんなことがあったらいい」といった感触を大切にしているとのこと。イベント出店希望の問い合わせも後を絶たないそうですが、出店者のコンセプトや人柄まで含めて諸々を決めているのだそう。筆者も友人が出店していたりというご縁で足を運んだことがありますが、温かくてセンスの良いものや美味しいものがたくさん展開しているので、とても楽しかったです。

また、「つきいちマルシェ」以外にも動楽市という年に2回開催するクラフト作家が集うイベントや古道具、古着、古本などを扱うVintage Festival TOMIOKAを開催したり、長野県御代田町のMMoPを会場に「古道具、アンティーク雑貨、クラフト作品、雑貨店、フード」など魅力的なモノ、美味しいモノが集まるgoody market」への出店もしているそう。

▼つきいちマルシェ※「春の花市」同時開催
[日程]2024年4月14日(日)
[時間]10:00~15:00
[詳細]https://www.instagram.com/tomiokasoko/

▼動楽市
[日程]2024年5月12日(日)
[時間]10:00~15:00
[詳細]https://www.instagram.com/dourakuichi/

▼Vintage Festival TOMIOKA
[日程]2024年5月26日(日)
[時間]10:00~16:00
[詳細]https://www.instagram.com/vintage_festival.tomioka/

実は筆者もそうだったのですが、マルシェやイベントに遊びに行くのがきっかけで『おかって市場』を知るという方も多いそうです。『おかって市場』で開催されるマルシェは、センスが良く、いつもとても賑わっていて楽しいので、タイミングが合ったら是非足を運んでみてくださいね!

TODAY’S CAR [PRIUS]

ハイブリッドカーのパイオニア。出会ってから心ゆさぶられる瞬間が、とめどなく続いていく。何気ない日常を特別な思い出に変えてくれる一台。

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PROFILE
鶴田真梨(ツルタマリ)
1993年3月30日生まれ。群馬県藤岡市出身。BARKinSTYLe(B-TOKYO)所属のファッションモデル。170cmの長身を活かし、アーバンからカジュアルまで様々なファッションを着こなす。当時、ザスパクサツ群馬の選手であった川岸祐輔選手と結婚、現在は2児の母モデルとしても活躍している。息子の「暖(だん)」もキッズモデルとして同事務所に所属。UNIQLOやカインズ「#川岸家の日記」では親子で広告モデルとして出演。
[Instagram] @mari_tsuru
[X] @iwblsuzy

▼クレジット
モデル/鶴田真梨、楓(BARKinSTYLe)
ヘアメイク/HODA(LE SALON)
メイク/MAMI(LE SALON)
衣装/モデル私物
車/RAV4(群馬トヨペット)
撮影/佐々木覆(troisdesign)
文/ERI

※motto vol.34「HIT FAMILY ROAD」の記事を一部転載しています。 
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。

おかって市場

[所在地]
富岡市富岡1450
[TEL]
0274-67-5373
[営業時間]
[月~金]9:00~19:00、[土日祝]9:00~17:00
[定休日]
第1・3日曜
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