こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしてますか?だんだん朝夕と肌寒い日も多くなってきましたので、暖かくして過ごしてくださいね。さて今回は、昨年前橋市内にオープンした、話題のカフェ&ダイナー『PISMO CAFE(ピズモ カフェ)』をご紹介します。
1. PISMOとは?
『PISMO CAFE』のコンセプトは、米国カリフォルニア州、ピズモビーチ(Pismo beach)沿いのカフェレストランだそうです。ピズモビーチというのは、ロサンゼルスとサンフランシスコの間に実際にある、米国内でも最も人気の高いビーチの一つです。実は筆者も、カリフォルニア州のピズモビーチに一度行ったことがあるのですが、『PISMO CAFE』という名前を初めて聞いた時、広くて平らな砂浜が広がるビーチで人々が好きなように気ままに過ごしているところや、映画に出てくるようなちょっとクラシカルな雰囲気が残るビーチタウンの風景が、パッと脳裏に蘇りました。有名なクラムチャウダー屋さんや魚介類を挟んだサンドイッチ屋さんがあったり、ボリューム満点のハンバーガー屋さんやアイスクリーム屋さんもあったなぁ・・と、ほとんど食の記憶ですみません。余談はさておき、『PISMO CAFE』は、カリフォルニアの中でもお洒落な、どこかインダストリアルで、ゆっくり寛げる開放的な空気が漂うエリアの雰囲気をまさに再現していて見事だなぁと、個人的に思います。
2. 開放感あふれる、こだわりの空間
オーナーは近年、地元富岡市でイタリアンジェラート店『Kuturogi』、カフェレストラン『James cook(現在閉店)』を経営。Kuturogi内に焼き菓子&ドライフラワー店『anemonebake』を立ち上げました。
焼き菓子&ドライフラワー店『anemonebake』の記事はこちら
→随所に「可愛い」が詰まった、焼き菓子とドライフラワーのお店。
しかし、Covid-19の影響により、特に『James cook』は飲み屋街という事もあり、打撃を受けてしまいます。このようなご時世、広い空間で食事を楽しめる空間は造れないか?と考え、現在の『PISMO CAFE』に移店し、現在に至るそうです。ちなみに、富岡市の『kuturogi』には、筆者も訪ねたことがあるのですが、地元の素材を使ったジェラートで、手焼きのコーンも美味でしたし、内装がアメリカンで、『PISMO CAFE』のインダストリアルな雰囲気とはまた少し異なる感じですが、ウッディでとても寛げる空間だったのが印象的です。
『PISMO CAFE』の建物は、築50年の板金工場をリノベーションして使用しており、鉄の柱や屋根、窓ガラス等はそのまま活かされています。店内はソファ席が多く、また天井も高いので、開放感がありますね。天気が良い日などは、天井にある採光窓から陽が差し込み、まるで屋外にいるかのような気持ち良さも感じられます。「エイジング加工ではなく本物の経年変化が醸す雰囲気を活かし、こんなお店があったらいいなと思うお店作りをしています」とはオーナーの言葉。例えば全てのテーブルの天板では古材を使用しており、一つ一つ違った表情を醸し出していたりと、細かいところにもこだわりが感じられます。
店内に置かれているインテリア一つ取っても、一体どこで見つけてくるのだろうか?と思うような素晴らしいセンス。SR400というヤマハ製のバイクのタンクにドライフラワーが挿して飾ってあったり、一角にある雑誌置き場には、1990年代のアメカジ雑誌などレアなものもあり、尚且つ工場時代の鉄骨をそのままシェルフとして使用しているので、雰囲気アリ。しかも、これらは全て仲間内で、セルフビルドでつくりあげたというのだから、脱帽です!
POINT
3. 肉の旨味がたっぷりのハンバーグステーキが人気
『PISMO CAFE』一押しは、上州牛を使用した、粗挽き手ごねハンバーグステーキです!毎朝お肉屋さんに、上州牛を決まった配合で荒く挽いてもらいます。新鮮なひき肉は一度も冷凍せずに、オリジナルのつなぎと手ごねした後、余計な臭みとなる水分を特殊なシートで吸水、寝かせます。注文を頂いてから、生の状態のハンバーグを焼き始めます。その為『PISMO CAFE』のハンバーグは、臭みがなく旨味が凝縮されていて、とても食べ応えのある一品となっています。是非、味わってみてください。そんなこだわりの粗挽き手ごねハンバーグを使ったロコモコやバーガーを中心に、数量限定のハンドクラフトピザも人気だそうですよ。また、スペシャルティコーヒーは埼玉県東松山市の『コヤナギコーヒーニッポン』から仕入れた豆を使用。こちらのバリスタ・小柳貴人さんはコーヒーの味覚の正確さとスピードを競い合う「カップテイスターズカップ世界大会」でも入賞されているそう!コーヒーが人気の理由はここにあります。スイーツも食べ応えがあるので、開放的な空間でコーヒーとスイーツで寛ぐ時間も素敵ですね。
4. 夜は格別な雰囲気で、お酒も楽しめます
段々陽が暮れてくると、暖かな色の明かりが灯り、昼間の明るく開放的なイメージとはガラリと雰囲気が一変。工場の跡地ということもあり、まるでお洒落な秘密基地に来たかのような気分になります。アルコールのメニューも充実しており、ハートランドやキリンブラウマイスターなどのドラフトビールはもちろん、ピニャコラーダやフラガール、オリジナルモヒートなど、暖かな気候のピズモビーチを彷彿とさせるカクテルも。仲間同士でご飯も良いですし、もちろんデートにもオススメです。気になるお店の場所は、国道17号線沿い、カーテンじゅうたん王国前橋店の裏手です。なお、基本的な躾が出来ている場合のみ、ペットの同伴も可能だそうです!
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▼クレジット
ロケ地/PISMO CAFE
撮影/三木康史(troisdesign)
文/ERI
※motto vol.28「Da-iCE和田颯のハヤペディア」の記事を一部転載しています。
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。