こんにちは!motto編集部のオオウ(@ounco_coverdeath)です!4月から新社会人として仕事が始まる皆さん、新学期が始まる皆さん、環境を変えて新生活が始まる皆さん。3月はたくさんの別れがあったと思いますが、きっと4月からはたくさんの出会いが待っているでしょう。不慣れな環境で大変なことも多くなりますが、無理はせず乗り越えていきましょう!さて、4月に入れば群馬県では『統一地方選挙』が行われます。選挙における投票は、より良い社会の実現のために必要な国民の意思表示です。「難しい」「面倒臭い」で済まさず、投票を通して自分の想いを伝えていきましょう!
1. なぜ選挙を行うの?
そもそも、なぜ選挙を行うのか、その意義ってどんなものだろうと考えたことのある人も多いかと思います。私たちは家族や地域、学校や職場など、様々な環境で日々を過ごしています。生活や社会を良くするためには、私たちの意見を反映させてくれる代表者が必要となります。そして、その代表者を決めるのが「選挙」になります。日本は国民が主権を持つ「民主主義国家」にあたります。選挙は、私たち国民が政治に参加し、意思を政治に反映させることのできる最も重要な機会というわけです。立候補者の中から代表者を選ぶ方法は、「投票」による多数決で決められます。
総務省のWEBでも選挙の意義について分かりやすくまとめられているのでぜひチェックしてみてください!
少子高齢化が進む中で、若い世代も未来の日本の在り方を決める政治・選挙に関わるべきだという考えから、平成28年(2016年)に投票するための選挙権が満18歳に引き下げられ、早7年が経ちました。若者からもより考えを伝えるチャンスが増えたということです。今回、群馬県でも実施される『統一地方選挙』は、道府県の知事・都道府県の議員や市区町村長・議員の選挙における投票日を統一し、全国一斉に行う選挙のことを指します。まずは、皆さんの身の回りの選挙から参加してみてください!
2. 今回の統一地方選挙の内容を詳しく!
そもそも「統一地方選挙」は前半戦と後半戦で行われ、下記のように分かれています。
●前半戦:知事や都道府県議会議員の選挙、政令指定都市の市長選挙と市議会議員選挙が行われます。
●後半戦:政令指定都市以外の市区町村長選挙と市区町村議会議員選挙が行われます。
今回、群馬県で実施される統一地方選挙では「群馬県議会議員」「市町村長」「市町村議会議員」を決めます。
●前半戦:群馬県議会議員選挙
●後半戦:市町村長選挙、市町村議会議員選挙
前半戦となる「群馬県議会議員選挙」の投票は令和5年4月9日(日)に行われます。18の選挙区があり、全体の定数は50人となります。各選挙区で定数を超えた場合、投票によって代表者を選抜します。投票できる人は、(1)満18歳以上の日本国民で、引き続き3ヶ月以上同一の市町村の住民基本台帳に記録されている者、(2)満18歳以上の日本国民で、転出後4ヶ月後以内であり、転出前に引き続き3ヶ月以上同一の市町村の住民基本台帳に記録されていた者です。
▼群馬県議会議員選挙の選挙区と定数
前橋市⑧、高崎市⑨、桐生市③、伊勢崎市⑤、太田市⑤、沼田市①、館林市②、渋川市②、藤岡市・多野郡(神流町・上野村)②、富岡市①、安中市②、みどり市①、北群馬郡①(吉岡町・榛東村)、吾妻郡②(中之条町・長野原町・草津町・東吾妻町・嬬恋村・高山村)、利根郡①(みなかみ町・片品村・川場村・昭和村)、佐波郡①(玉村町)、邑楽郡③(板倉町・明和町・千代田町・大泉町・邑楽町)
後半戦の「市町村長選挙」「市町村議会議員選挙」の投票は令和5年4月23日(日)に行われます。それぞれの市町村が選挙区となり、各選挙区によって〈長の選挙のみ〉〈議会議員の選挙のみ〉〈議会議員及び長の選挙〉と、投票内容が異なります。選挙権は「日本国民で満18歳以上であり、引き続き3ヶ月以上その市区町村に住所のある者」に限ります。
〈長の選挙のみ〉神流町、明和町
〈議会議員の選挙のみ〉太田市、沼田市、藤岡市、富岡市、安中市、みどり市、上野村、甘楽町、中之条町、長野原町、草津町、高山村、東吾妻町、片品村、板倉町、邑楽町
〈議会議員及び長の選挙〉高崎市、桐生市、榛東村、吉岡町、嬬恋村、川場村
つまり、定数や選挙区など、それぞれの地域に合わせた形で選挙が行われるということです。皆さんのお住いの地域によって選挙をする内容や日程も異なる場合があるので、見落とさないように必ず確認をしましょう!
3. 投票に行こう!
選挙について大まかに理解できたところで、いよいよ投票についてです。初めて投票に行くまでは、緊張するし何をすれば良いのか分からないから難しそうって思いますよね。実際は、とてもシンプルなので安心してください!まず、多くの場合、投票日前に入場券や案内が郵送されます。投票日当日、入場券に記された投票所に赴き、投票を行うだけです。投票所は通常7:00〜20:00(場所によって繰り上げ・繰り下げの場合あり)、入場券を持参しますが、万が一忘れた場合でも本人確認ができれば投票をすることができます。その際にはマイナンバーカードや運転免許証等の本人確認書類が必要となります。
▼投票の流れ
①投票所に到着
②受付で名簿確認をしてもらう
③投票用紙を受け取る
④投票記載台で候補者名などを記入する
⑤投票箱に投票用紙を入れる
⑥退出する
※丁寧に正しく用紙へ記入しましょう。また、分からないことがあれば、係の方に確認するのもOKです。
また、投票日当日に予定があって行けないという人でも大丈夫です。期日前投票・不在者投票・特例郵便等投票などといった制度も設けられています。
〈期日前投票〉投票日当日に仕事や旅行などのため指定された投票所で直接投票できない場合、期日前投票期間で投票をすることができます。期日前投票の投票所は市役所・町村役場など各市町村に1か所以上設置されます。群馬県議会議員選挙・期日前投票所一覧
〈不在者投票〉仕事や旅行でお住まいの市町村で投票できない方、病院や老人福祉施設などに入院・入所している方、告示日から選挙期日までに18歳を迎える方などを対象に旅行先や入院中の施設、不在者投票記載場所で投票をすることができます。
▼群馬県議会議員選挙
●投票日:令和5年4月9日(日)7:00〜
●期日前投票:令和5年4月1日(土)〜令和5年4月8日(土)・8:30〜20:00
▼市町村長選挙・市町村議会議員選挙
●投票日:令和5年4月23日(日)7:00〜
●期日前投票:〈市〉令和5年4月17日(月)〜令和5年4月22日(土)・8:30〜20:00、〈町村〉令和5年4月19日(水)〜令和5年4月22日(土)・8:30〜20:00
令和5年市町村選挙執行(予定)一覧
入場券を忘れてしまった場合でもその場で本人確認ができれば投票ができたり、期日前投票といった制度があったりと、投票に関するハードルをかなり下げてくれていますよね。あとは、どの候補者に票を入れるかで迷ってしまいそうですが、公示後には候補者一覧が見られますので、必ず投票前にチェックすることをおすすめします。
候補者の詳細については選挙管理委員会のWEBからご確認できます。
4. 若い世代にとっても重要な選挙
現状、U30世代の人口割合は、少子高齢化の進展によって減少し、2021年には有権者人口の13.4%にまで落ち込んでいます。選挙での投票率がほかの世代より低いことも重なり、政治の場におけるU30世代の存在感は年々希薄になっているのが実態と言えます。
統一地方選挙の周知及び若年層の投票率の向上を目指し、群馬県選挙管理委員会では、啓発動画やポスター等の広報資材に群馬県出身のパフォーマーであるDa-iCEの和田颯さんを起用しました。3月22日(水)に行われた啓発動画等完成披露会にはテレビ、ラジオ、新聞各社など多くのメディアが集まりました。
「投票は自己表現だ。」というキャッチコピーの元、啓発動画ではダンスを通じて表現し続けてきた和田さんの姿をドキュメンタリータッチで描写。思わず見入ってしまうような内容になっています。和田さんは「映像を観て少しでも多くの方に投票に足を運んでもらえたら。起用していただいたからには精一杯やれることをやりたいです。」とコメントしました。
また、会場には県内の大学・短大・専門学校(計24校)からなる「主催者教育を推進する群馬県大学コンソーシアム学生チーム」から4名の学生が参加してくれました。
「主催者教育を推進する群馬県大学コンソーシアム学生チーム」は、群馬県選挙管理委員会が「県内の大学等で学ぶ学生の主権者意識の醸成」「若年層の投票率の向上」「県内大学間の交流の促進等」を目的に設立しました。
和田さんは今回デザインに起用されたことや撮影に臨んだときの気持ちについて、「キャッチコピーのように自分らしくダンスでしっかり表現できるように映像に取り組みました。自分の意見は絶対に大切です。これからの自分の未来に繋がっていくので自己表現を大切にしてほしい。」と回答しました。
最後に、若い世代に向けて「自分も含め、若い世代にとって選挙や投票って難しい、固いものってイメージがあると思いますが、自分たちの意見はしっかり伝えていくべきだと思います。ぜひ皆さんも投票に足を運んでほしいです。」とメッセージを送ってくれました。
自分もそうであったように、確かにはじめは選挙や投票を難しく考えすぎてしまうかもしれません。実際、一度足を運んでしまえばそんなこともないのですが。若い世代の投票率を向上させていくためには、些細なことでも構わないので「きっかけ」がもっと増えていけば良いなと思います。まずは友人とカフェに行くついでに投票に行ってみる、くらいラフで良いのかもしれませんね!価値観が近い方、興味・関心が似ている方など、選挙における「投票」は、私たちの意見を政治に反映させるためのものです。より良い未来を描いていくためにも、私たち一人ひとりが選挙に関心を寄せられる社会にしていきたいですね!
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PROFILE
和田颯(Da-iCE)
4オクターブのツインボーカルが魅力を放つ、5人組男性アーティストDa-iCE。群馬出身のパフォーマーとして、2011年に結成し、2014年にメジャーデビュー。日本テレビ系日曜ドラマ「極主夫道」の主題歌となった「CITRUS」では、ストリーミング累計総再生数3億回を突破し、『第63回 輝く!日本レコード大賞』を受賞した。2023年6月より6都市12公演を巡る全国アリーナツアー「Da-iCE ARENA TOUR 2023 -SCENE-」の開催及び、今春にはNew Album「SCENE」の発売も決定。また、近年では俳優活動や自身がプロデューサーを務めるアパレルブランド「how」を展開するなど、パフォーマーのみに留まらない多才な表現からも目が離せない。
[WEB]http://da-ice.jp/
[Twitter]@Da_iCE_HAYATE
[Instagram]@da_ice_hayate_wada
▼クレジット
撮影/三木康史(troisdesign)
文/佐々木覆(troisdesign)
協力/群馬県選挙管理委員会
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。