こんにちは!motto編集部のオオウ(@ounco_coverdeath)です。突然ですが、皆さんは地元の自慢、いくつ言えますか?筆者は職業柄「群馬にこんな場所があるのか!」「群馬面白い!」と日々、魅力的な場所だなと感じています。飲食店の方々と話をしていると、「群馬の食材はクオリティが高いのに地元ではなく、県外で消費されているのが勿体無い」といった声も聞きます。「地産地消(地域で作ったものは地域内で消費すること)」が叫ばれてしばらく経ちますが、県内でもその魅力を伝えようとする動きを見かけますよね。今回ご紹介するのは、地元の食材でメニューを展開する『gurumi(グルミ)』。高崎の郊外に位置しながら、オープン時から地域で愛されている名店です。気になっていた方も多いと思うので、ぜひ来店前に最後まで読んでいってくださいね!
CONTENTS
1. 「地元を食べる、地元で食べる」がコンセプトの癒し空間
『gurumi』は、地元の食を美味しく届ける創作料理のカフェダイニング。高崎市の郊外に位置していることもあり、高崎市内のみならず渋川・前橋・吾妻など、様々なエリアから足を運ぶ方も少なくありません。気になる店名の『gurumi』は、家族「ぐるみ」に由来していて、地域の皆さんが家族ぐるみで利用しやすいようなアットホームなお店づくりを目指しているのだそう。
店内は「自然の中で食事を楽しむ」をコンセプトに、木工作家さんに特注してもらったというテーブルやドライフラワーなど温もりを感じる空間が広がっています。また、料理や空間に加えて、食器類やサービスも含めたトータルでの居心地の良さを提供したいというオーナーシェフ・鈴木茂毅さんのこだわりが随所に表れています。
ブランド肉の「赤城和牛」「上州地鶏」「和豚もちぶた」のほか、地元農家の野菜など食材には特に力を入れていて、鈴木さんは「できる限り作り手の顔が見えるもの使いたい」と、その想いを語ります。
厳しい条件をクリアして高水準で地産地消に取り組むお店にのみ与えられる、「ぐんま地産地消優良店」にも選ばれています。「ぐんま地産地消優良店」は、群馬県からのお墨付きで認定されている飲食店はわずか20店舗しかありません。ランチ、ディナーともに絶品グルメがラインナップされているので、気になるメニューを紹介していきますよー!
2. 群馬の食材を存分に楽しめる人気のランチ
2009年のオープン以来支持を得ているスチーム料理を中心としたランチを楽しめます。
人気No.1は「和豚もちぶた」の蒸しプレートで、豚バラとロースの合盛りにおばんざいや汁物も付いたボリューミーな内容。極め付けは、かつて一般には流通しない「幻のお米」や近年は皇室献上米としても知られている川場村の白米「雪ほたか」を使用。1食で25品目をバランス良く摂れることもあり、老若男女から人気です。
筆者もオープン当初から虜になっているこちらの蒸し料理。付け合わせは土佐酢と胡麻だれで、胡麻だれにラー油を数滴垂らすのが個人的におすすめです!肉もさることながら、野菜をふんだんに食べられるのが嬉しいですよね。蒸しているので、野菜の味をダイレクトに感じられますよ。
こちらも鈴木さんのこだわりがたっぷり詰まった「上州地鶏のスープカレー」。カレースープには12種類のスパイスを使い、鶏ムネ肉のつくねに手羽元や群馬県産野菜の素揚げも乗せた具沢山の一品です。「アクザワファーム」が飼育管理する「上州地鶏」は、ジューシーで地鶏らしい歯応えが魅力。ほかとは一線を画すメニューに仕上がっています。
食材にこだわって栄養面でも、ボリュームでもしっかり食べられるランチはありがたい存在ですよね!
3. アイデア豊かな創作料理の数々も見逃せない!
『gurumi』の魅力は何と言っても、様々なジャンルの飲食を経験してきた鈴木さんが生み出す創作料理の数々。ディナータイムでは群馬県産の食材を使ったコース料理やディナー限定メニューも数多く用意されいます。
特別な日やご褒美にぜひ食べてほしいのが「赤城和牛のグリル」。黒毛和牛を両親に持った赤城和牛は、霜降りと赤身のバランスが良く繊細な肉質が特徴。
「赤城和牛のグリル」は肉の旨味を存分に味わえるよう、グリルで肉汁を閉じ込めた逸品です。胡椒と醤油麹を合わせた自家製ソース、塩、わさびとそれぞれ異なる味付けで楽しめます。ワンランク上の群馬県産ブランド和牛をぜひ味わってみてください!
編集部のおすすめは「毛沢東スペアリブ」。人気グルメドラマ「孤独のグルメ」に登場したスペアリブの湖南風炒め(毛沢東スペアリブ)にインスパイアーされたひと品なんだそう。原々種豚(祖父母・父親)から生まれた優秀な豚のみを徹底的管理で育成した「和豚もちぶた」を使用。
真っ赤でインパクトのある見た目は、20種類の香辛料をブレンドしたというオリジナルスパイス!意外にもビジュアルの割に辛さはなく、女性や子供でも食べられる味付けに仕上がっています。また、特筆すべきは従来のスペアリブのイメージを覆すほろほろ食感。低温で7時間火を入れた丁寧な仕込みが効いています!
4. 人と人の繋がりを大切にする『gurumi』へ行こう!
ここまで鈴木さんが群馬県産の食材にこだわるのには、自身の経験が大きく影響しているのだそう。都内に住んでいた時に、地元を離れたことで群馬の食材の美味しさに気づきました。それが今の『gurumi』の在り方に繋がっています。
『gurumi』では、群馬県産の食材を存分に活かした料理を通じて、地域の魅力を発信しています。地元農家さんが育てた美味しい野菜や、丁寧に育てられた畜産物たちは、群馬の豊かな自然や富んだ水資源の恩恵を受けています。そう考えると、食も大切な地域資源ですよね。
感動が止まらない食体験を提供してくれる『gurumi』。生産者との繋がり一つひとつを大事にしているからこそ、地域ぐるみで愛されているお店なんだなと感じました。
さすがの人気店、筆者もふらっと立ち寄ろうとして入れなかったこともしばしば。特にランチタイムは混雑するので、時間帯を外すか、確実に入店したい場合は事前予約をおすすめします。
POINT
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▼クレジット
撮影/三木康史(troisdesign)
文/佐々木覆(troisdesign)
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。
gurumi
- [所在地]
- 高崎市金古町2377-1
- [TEL]
- 027-373-9630
- [営業時間]
- 11:30~14:00/17:30~21:00
- [定休日]
- 水曜、第2・4火曜
- [Web]
- https://gurumi.co.jp/