こんにちは。motto編集部ライターのERIです。みなさん元気にしていますか?暦の上ではもう秋ですが、まだまだ残暑が厳しい今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?今年の夏はまた一段と暑かったので、山にキャンプや登山、ハイキングなどに行かれた方も多いのではないでしょうか?標高が高い場所は、涼しくて過ごしやすいですよね。今回は、そんな暑い季節には特におすすめの、爽やかな高原で様々なアクティビティや絶景が楽しめる『丸沼高原』をご紹介します。
CONTENTS
1. 夏の丸沼高原で非日常体験を
『丸沼高原』といえば、スキーやスノーボードなどウィンタースポーツのイメージが強い方が多いかもしれませんが、実は夏も楽しめるアクティビティが充実しています。関越自動車道沼田インターから車で50分。標高1500mの場所に位置しているので、真夏でも涼しく、とても快適に過ごせます。お友だち同士やカップルはもちろん、アウトドアにチャレンジしたいファミリーにもおすすめです。日々の喧騒から離れて、山の中の木々や自然に囲まれながら、家族で忘れられない体験をしてみませんか?新たなワクワクが子どもたちの心を育むだけでなく、家族の絆を深めること間違いなし!
2. 標高2,000mの恩恵を心ゆくまで楽しむ山頂エリア
ゴンドラタイプの8人乗りロープウェイに乗って空中散歩。標高2,000mまで一気に駆け上がります。天窓と扉窓を開けると、真夏でも高原の涼やかな空気を感じられます。向かって左側の大きな窓からは、「丸沼」も見えます。
9月下旬頃になると、山頂駅付近から徐々に紅葉も始まります。ロープウェイ山麓駅から山頂駅までは約600mほどの高低差があるので、だんだんと紅葉が上から下に下りてきます。
ロープウェイの中から見られる紅葉は、大体10月上旬から中旬頃が見頃だそうです。夏の濃い緑はもちろん、秋の紅葉もぜひ楽しんでもらいたいです。
POINT
大人往復 / 平日1,100円・土日祝1,250円
こども往復 / 全日1,000円
※アフタヌーンチケットは他の割引サービスとの併用はできません。
※こどもは原則小学生まで。 未就学児は家族同伴に限り無料です。
※上記運行予定、料金については諸事情により変更する場合がございます。
ロープウェイ山頂駅周辺の「ロックガーデン」では、季節の高山植物を鑑賞できます。日本を代表する人気の山野草「シラネアオイ」は、毎年6月上旬からロックガーデンの花壇で満開になり、直径5~10cmの紫色の花を咲かせます。弥陀ヶ池にある特別保護地区では、6月中旬から下旬に見頃を迎えます。近年、鹿の食害により準絶滅危惧種に指定されるほど激減してしまったため、2000年頃から近隣の群馬県立尾瀬高等学校と片品村が中心となって「シラネアオイを守る会」が発足、保護活動を行なっているそうです。
他にも様々な高原植物を見つけることができます。例えば、高原植物の女王といわれる濃いピンク色の「コマクサ」や「ヒメシャクナゲ」は6月下旬から楽しめますし、7月中旬頃からはエーデルワイスによく似た「オオヒラウスユキソウ」が見られます。
私が8月初旬頃に行った時は紫色の「ハクサンフウロ」や青紫色が鮮やかな「トリカブト」なども咲いていました。日が差さないと開花しないともいわれる青紫色の「エゾリンドウ」は、ロックガーデンから二荒山神社へと続く散策路周辺の樹林で8月下旬から9月下旬まで花期を楽しめます。足元も見逃さないように。
山頂駅から木々の間を抜けて自然を満喫できるハイキングもおすすめです。樹木の名前を当てながら涼しい林道を進んでいく「グリーンアドベンチャー」では、尾瀬の燧ケ岳(ひうちがたけ)を眺望できる一周約45分の「自然散策コース」や、六地蔵や大日如来など信仰登山の石仏群を巡る一周約2時間の「史跡散策コース」が整備されています。
散策マップはこちら
道中にあるシラビソ林のフィトンチッドシャワーは、癒し効果抜群!爽やかな空気と、針葉樹の隙間から溢れてくる木漏れ日がなんとも気持ち良いです。
比較的歩きやすい道に整備されていますが、履き慣れた靴で行くことをおすすめします!
また、ロープウェイ山頂駅から7分ほど歩いた場所には、「二荒山神社」が鎮座しています。
二荒山神社は、永享元年(1429年)日光白根山の山頂に「白根山神社」が祀られたのが始まりとされています。長い年月により御社が老朽倒壊したままでしたが、平成15年に日光二荒山神社から勧請、現在の場所に建立されたそうです。
白根山の登山口付近にあるので、登山前に参拝する方も多いようです。私も、丸沼高原の山頂駅に訪れた時は必ず参拝しますし、冬場もスノーボードの一本目を滑る前に参拝します。ロックガーデンから本殿までの道がとても気持ち良いので、ぜひ歩いて行ってみてください。
POINT
ハイキングの後は「天空の足湯」で、脚をじっくり温めてリラックス。
標高2,000mの場所で、白根山など10座の百名山の絶景を眺めながら癒してくれる足湯があるのは、ここだけです。ドリンクを片手にゆっくり浸かるのも良いですね~
「山頂しらね」は、ロープウェイ山頂駅にあるレストランで、店内の大きな窓からダイナミックな日光白根山を眺めながら、食事を楽しめます。
メニューは本格的なブレンドカレーや、甘味をラインナップ。天気の良い日には、テラス席の利用もできます。
白根山をバックに開放感あふれる「天空カフェ」でスイーツタイムもいかがですか?
カラフルなソーダを片手に「天空テラス」で壮大なパノラマを楽しむのも◎。抜群のロケーションで、贅沢なひと時を過ごせること間違いなしですね!
3. 自然を楽しむアクティビティを自由に組み合わせて
自然の木の上に足場を作り、木と木を結ぶように高さ2~10mに設置されたロープや吊り橋などのエレメントを、頭と身体を使って攻略していく「ツリーアドベンチャー」は、人気のアクティビティの一つです。
ジャングルジムより安全で、アスレチックよりエキサイティング!身長100cmからチャレンジ可能なので、キッズもぜひ挑戦してみてください。楽しくてハマりますよ~
初めての方からチャレンジできる「ビギナーコース」や、キャンプ場の真上を横断するトータル300mのジップラインを含む「ジップコース」、上級者向けの「エキスパートコース」の3コースが用意されており、トータル35アイテムを体験することができます。
ジップラインは、大人でもやみつきになりますよ!
見た目よりも意外と怖くなく、森の中で自然と戯れられる最高に贅沢な遊びです。未経験の方はぜひ一度、騙されたと思って試してみてほしいです!
最高速度40km/h、体感速度はそれ以上の、爽快なアトラクション「サマーリュージュ」もぜひ。
ヘアピンカーブを含む全長800m、高低差100mのコースを、涼風を切りながら走り抜けます。ハンドルだけの簡単な操作性と臨場感で、ファミリーに大人気です。
全長400m、最大傾斜15°、冬のイエローコースをスキーやスノーボードの板で滑り降りる「サマーゲレンデ」。実は私も何年か前に体験したことがありますが、夏なのに雪に近い滑走感を味わうことができ、全身で受ける風がとっても気持ちよかったです!ウィンターシーズン前のトレーニングとしても最適ですね。
POINT
4. 標高1,500mが生み出す贅沢なフィールドで高原キャンプ
丸沼高原キャンピングバレイは、「NORTH VALLEY」「EAST VALLEY」「WEST VALLEY」の3つのエリアと「林間サイト」で構成される、区画なしのオートキャンプサイトです。標高1,500m、広大なゲレンデを利用したフィールドは開放感抜群。デイキャンプや電源付きサイトなど、各々に合わせた楽しみ方が用意されています。高原の爽やかな心地良い澄んだ空気の中で、のんびり過ごしたいですね。
そして夜には、圧巻の星空を眺める天然のプラネタリウム・・☆高原キャンプ飯も美味しいし、コーヒーもゆっくり淹れて飲みたいし、のんびりしたいけれど・・やってみたいアクティビティも多くて、1泊では物足りないかもしれません。
そして今年も、標高2,000mの日光白根山ロープウェイ山頂駅をキャンプサイトとする「白根山プレミアムキャンピング」が開催されています。6~10月の新月や新月に近い週末など、期日限定・完全予約制で利用が可能です。満天の星に囲まれて、プレミアムな一夜を過ごしてみませんか?
POINT
第8回 / 9月7日(土)
第8回 / 9月7日(土)
第9回 / 9月15日(日)
第10回 / 9月22日(日)
第11回 / 10月5日(土)
第12回 / 10月12日(土)
第13回 / 10月13日(日)
大人:7,500円
小学生:5,000円
※日光白根山ロープウェイ往復券・座禅温泉入浴券付き
※未就学児無料
※中学生以上は大人料金
5. まだまだ魅力に満ち溢れる丸沼高原
『丸沼高原』では、良質な泉質の「座禅温泉」も利用可能です。スキー場の源泉から湧き出る温泉で、神経痛や冷え性、慢性消化器病などに効果があり、さらに美肌効果も期待できるそうです。
キャンプの際はもちろんですが日帰りでも利用できますので、温泉で温まり、サウナで整えて、疲れた身体を芯までほぐしましょう。
「センターステーション売店」には、モンベルなどアウトドアブランドのグッズや丸沼高原のオリジナルアイテムが多く並んでいます。
保湿効果のあるオリジナルナチュラルソープ「ダケカンバ石鹸」は、女性に人気だそう。地元のスイーツやクラフトビールもお見逃しなく!
また、センターステーション内にある「レストランプラトー」のボリュームたっぷりのランチもおすすめです。
サマーゲレンデやサマーリュージュを楽しむ人たちを眺めながらのお食事も、『丸沼高原』ならではですね。
POINT
野遊びビギナーにも嬉しい魅力が盛りだくさんの『丸沼高原』。実は周辺にも、高原ならではのアクティビティがあるので、寄り道するのもおすすめです。
菅沼、中禅寺湖を中心としたカヌーガイドツアー「Bluebird Canoe(ブルーバードカヌー)」や、菅沼でのSUPガイドツアー「HIGHFIVE mountainworks(ハイファイブマウンテンワークス)」、手軽にフィッシングが楽しめる「白根魚苑」、ボートを使った本格的なフィッシングが可能な「環湖荘」などがあります。丸沼ではニジマスやブラウントラウトが放流されており、ルアーフィッシングの聖地でもあるそうですよ。
まだまだ暑い日が続きそうなので、ぜひ涼を求めて『丸沼高原』に行きたいですね。秋には紅葉、冬から春にかけてはスキーやスノーボードと、『丸沼高原』は季節によって色々な楽しみ方ができます。たまには日常を離れて、自然の中でリフレッシュしてみてはいかがでしょうか!
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PROFILE
清水慶記(しみずけいき)
群馬県前橋市出身。元プロサッカー選手で、ポジションはGK。2023年シーズンを持って現役を引退。 ザスパ群馬時代は「ゲームパティシエ」という愛称のもと、足元の技術が高くビルドアップの起点にもなっていた。現在、本物のパティシエとしてスイーツ作りに着手し、チョコレートブランド「よろこびをしるす。」を立ち上げる。Jリーガーのセカンドキャリアとしても注目を集めている。また、ザスパ群馬のクラブアンバサダーや育成世代のコーチを歴任するなど、地元クラブのために今もなお尽力している。
[Instagram] @shi.keiki
[X]@keiki_shimizu
🍫チョコレートブランド「よろこびをしるす。」
[Instagram] @yorokobiwoshirusu
[X]@yrkbwsrs
▼クレジット
モデル/清水慶記・祐香・記香・弐士朗
ヘアメイク/浅井美智恵
衣装/モデル・スタッフ私物
協力・写真提供/丸沼高原
撮影/三木康史(troisdesign)
文/ERI
※motto vol.36の記事を一部転載しています。
※掲載情報は取材時と変更になっている場合もあります。最新の情報は公式HP・SNS等にてご確認ください。